
キスの味と言っても、恋するブチューのkissではない、魚のキスである。いただき物が重なる日がある。昨日という日がそんな日で、朝に珍味のアケビをいただいたと思ったら夕方、今度はお隣さんの若いご主人から釣りたての大きな落ちギスを6匹もいただいた。釣り好きでよくあちこちに出かけるらしいが、いつも獲物を持ってくるところを見ると、なかなかいい釣り師の腕のようだ。ため息の出るような鱗のきらめき、白肌のなまめかしさ。そんなキスの顔を見ながら、どんなふうにお料理しようかと考えて今回は煮付けに。ほんのり甘くて、身のしまった味はとても豪華な夕食の一品になった。山の幸と海の幸が一度に味わえたまさしく恵みの秋、絶好調の日だったな。
もと魚屋のセミプロから見ても写真のキスは見事なものです。撮影技術も料理雑誌につかえる程、ハイレベルに思えます。まるでセミプロが撮った見たい ?? 魚屋の世界では、「6月のキスは絵に描いたものでも旨い」という言葉があります。 海の中の季節は今いつなのでしょうか? 人間社会の女性にしても、最近20歳前後の小娘よりも40歳、50歳過ぎた女性の方が魅力的に感じるのは 人生の季節感が変になってきたのか?
それとも、ただ単に自分が着実に老化しているだけなのか? 一人暮らしの秋の夜は素敵に寒くて長いです~。。