朝5:30頃起床。不思議とそんなに寒くはありませんでした。
6:00朝食
朝食の後、少し外に出てみると、こんな風景に。
槍なんかまったく見えないし、積雪は10cmを超えていました。
こんな天気なので、宿泊の方全員今日はそのまま下山する事で一致。まぁしょうがないよねという感じでした。
ここでシンガポールの方より、一緒に連れて行ってくれとの依頼を受ける。
装備を見ても地図は持っていなそうだし、安全に帰ってもらわないとの事で引き受ける事に。
7:00出発ねー と伝えて、こちらも下山の準備に。
7:05 下山開始。上高地方面への下山の方と挨拶をして、完全冬装備を整えます。
この時の気温は-5℃くらいかな?念のために持って行ったダウンまでは着ていません。
帰りは新穂高温泉までの11km コースタイム6時間40分。ゲストもいるし、ゆっくり下りることに。
こちらのコースへの下山は全部で6名。登山道が雪で隠れている箇所もあり、自分が常に先頭で進みます。
話をしていると、彼らは雪を見たのが初めてだそうで。かなり感激していました。
ハイマツも雪で覆われています。
周辺で何か鳴き声が と思ったら、ライチョウがいました。ついに憧れのライチョウにも会えました。
周囲が銀世界の中で、まだ毛色が黒い部分が残っているライチョウは、黒い物体がもぞもぞ動いている感じで、すぐに見つけることができました。
意外と小さいんだな、という印象でした。
標高2600mまで下りてくると、雪もだんだんなくなってきました。
標高2500m辺りで、いきなり雪がなくなり、装備を普通仕様に変更。
雲を抜けて景色を楽しみたくも、まだガスが多く残っています。
9:05 最終水場地点(標高2200mくらい)
9:50 槍平小屋に到着。すでに冬季閉鎖中でした。ここまでコースタイムちょうどくらい。
ここで5分程一休み。
12:25 ついに登山道を下りきりました。
ここから新穂高温泉までの6.5km コースタイム1時間30分のロードです。
新穂高温泉~この場所(白出沢出合)までは穂高岳の登山道と同じなので、来年に向けてよい下見になりました。
麓に近づくにつれて紅葉も鮮やかになってきました。
マムシグサ?
13:50 全行程33kmを制覇して、新穂高温泉まで下山しました。
ここで2人ともお別れです。挨拶をして無事の帰国を祈ります。
14:45 バスで平湯温泉まで移動。
新宿行きのバスまで1時間ほどあったので、お風呂と食事にしました。
山菜うどんとビール。 この組み合わせ、夏の椹島と一緒だな…。
バスまでの待ち時間。この時間になって、ようやく晴れてきました。
16:00発のバスで東京に戻りました。ここ平湯はまたお世話になると思います。
今年の百名山ツアーはこれでおしまい予定です。年末年始もちょっと変わった場所にしたので、次の百名山は2月頃の浅間山でしょうか。
年始の九州から始まり、全18座でした。百名山制覇までは残り18座になりました。
ここ最近、山で多くの外国の方と多く出会うようになりました。こんな遠くの日本の山まで来ていただいて本当にありがたく思います。
片言とはいえ話をするとやはり楽しいし、地元(日本)として安全に帰ってもらえるようなお手伝いができないだろうかと感じることが多くなりました。
その為の技術であったり、語学を学んだりで、少しでも貢献できればというのが、今後の目標になった一年でした。
11月残りは近場を少し回って、体力の維持に努めたいと思います。