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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

木津川の流れ橋

2010-07-12 22:32:57 | Weblog
時代劇の撮影スポットとして知られる木津川の「流れ橋」です。

昨年の台風18号による木津川の増水で壊滅的な打撃をうけましたが、

6月16日にようやく修復が完成しました。

この橋の正式な名称は上津屋橋(こうづやばし)といいますが、流れ橋の構造を持つことから

一般には「木津川の流れ橋」という名で親しまれています。


普通の橋は橋桁は橋脚に固定されていますが、この流れ橋の橋桁は橋脚に乗せてあるだけで、

川が増水した時に、橋桁は水に浮かんで流される仕組みになっています。

つまり橋桁が流されることによって、水圧をやり過ごし、橋全体が破壊されることを

防ぐ構造になっています。橋桁は8分割してスチールワイヤーで橋脚と繋がっているので

流失することなく、効率的に回収することができます。

しかし、昨年の台風18号の時の大増水では、橋脚もろとも破壊されたため、ほとんど橋全体が

壊滅的な打撃を被りました。


全長は356.5㍍、流れ橋としては日本一






手摺りはありません。自転車に乗って渡るのはちょっと不安?


流出時の橋桁の損傷を減らすため、全区間で金具を取り付けユニット化されました


右岸に近い橋脚の流失部分はコンクリート製の橋脚が使われました。(全73基中17基)


左岸の堤防道路から見た流れ橋の様子です。
コメント (4)
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