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山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

オオフタバムグラ(大双葉葎)

2010-07-31 16:43:44 | 双子葉合弁花
北米原産の一年草で、第2次世界大戦後、各地の河原や海岸に広がったと言われています。

茎は下部で枝を分けて、高さは15~25㌢になり、節ごとに葉柄のない葉を対生させ、

葉腋に淡紅色の花を付けます。花冠は4裂し先端は鋭く尖ります。

木津川河川敷での分布を見ると、比較的水的条件の良い雑木林周辺では見られず、水辺から

遠い砂礫土壌に群生していることが分かります。

河原は水に近く湿潤であると思われがちですが、実際には砂礫土壌は保湿力が弱く、多くの

植物は育つことができません。

この生育には極めて不利とも思える砂礫土壌を選んでオオフタバムグラが群生するのには、

同じ環境で競合する他の植物の少なさと、この植物の持つ高温や乾燥に対する順応性の

高さが考えられます。

しかし半面、適湿適温の環境では他の植物との競合には弱い植物なのかも知れません。



オオフタバムグラ <アカネ科 オオフタバムグラ属>  帰化植物





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