カラスビシャクは古い時代に薬用植物として渡来した史前帰化植物の一つです。
同じサトイモ科のテンナンショウ属の植物、特にウラシマソウとはよく似た形をしていますが、
雌花序が背面で仏炎苞に癒合することや、葉柄の中ほどにムカゴを付けることなどから
テンナンショウ属とは別属とされています。
別名をハンゲ(半夏)と呼び、暦の雑節の一つである”半夏生”は、この草が生える頃の意味で、
夏至から数えて11日目(今年は7月2日)を指します。
米を作る農家にとっては大きな節目となる日で、この日までに田植えの作業を終わり、
稲がしっかり根を張るようにとの願いを込めて蛸を食べる風習があります。
尚、植物名のハンゲショウ(半夏生または半化粧)はドクダミ科の別の植物です
カラスビシャク <サトイモ科 カラスビシャク属> 別名ハンゲ 多年草
サトイモ科でムカゴを付けるのはこのカラスビシャクだけ、
同属には他に1種、大柄なオオハンゲがありますが、ムカゴは作りません
木津川河川敷の竹藪で最初に蕾を見つけてから3週目になりますが、
ヤブコウジの花がやっと開花しました。
薄暗い竹藪でひっそりと咲く小さな花をわざわざ見に行く人はいないと思いますが
この姿は何とも可愛いものです。
ただ腹ばいになって撮影する時は藪蚊の猛攻撃に少々参りました。
ここでは虫除けスプレーもほとんど効果がありません。
ヤブコウジ <ヤブコウジ科 ヤブコウジ属> 常緑小低木

ヤブコウジの花がやっと開花しました。
薄暗い竹藪でひっそりと咲く小さな花をわざわざ見に行く人はいないと思いますが
この姿は何とも可愛いものです。
ただ腹ばいになって撮影する時は藪蚊の猛攻撃に少々参りました。
ここでは虫除けスプレーもほとんど効果がありません。
ヤブコウジ <ヤブコウジ科 ヤブコウジ属> 常緑小低木

