西松建設パーティー券100万円、知事も返還へ

我先にとばかり西松がらみの献金の返還意志が政治家から表明されているが、わが県の知事も返還の意志を固めたそうだ。
ただ、昨日の会見で「西松OBがいたのかは分からなかった。団体の所在地や活動目的は書類で確認できるが、記載内容が正しいかは確認しきれないのが実態」（毎日新聞）と２政治団体（「未来産業研究会」「新政治問題研究会」）と西松建設との関係を認識していなかった試ﾟ明したが、国会議員と違って石川よしのぶ後援会のパーティー券を買った政治団体は昨日の写真のとおり（http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/347.html）その２政治団体だけだ。
しかも、前年にはなく、この年にはじめて大口購入した２団体。
どこの誰とも分からないところからのパーティー券購入を何の詮索なしに受け取ったんだ、信用しろ、といわれても、少なくとも私には理解できない話だ。
一方、石川君は「私が何らかの指示をしたことは一切ない」と工事受注への関与を否定したが、こちらはそりゃそうだろう、と納得できる。
土屋元埼玉県知事の長女による公共事業の仕切りと裏金のように、こういうダーティーな仕事は本人よりもファミリーや取り巻きといった利権集団が執り行うものというのが政治の常識だからだ。

１００万円は額が小さいから？
同じ官僚仲間だから？
西松との関係の認識という点では国会議員よりも立証しやすいにもかかわらず、後援会関係者に聴取さえない。
検察も官僚機構であるがゆえに仕方がないのだろうか。

故山本敬三郎第四代静岡県知事は生前私にこう述べた。
「現職の知事が資金集めのパーティーを開けば簡単に集まる。期を重ねるにつれ金は集めやすくなる。だから歴代知事はパーティを開くことを恥としていた。あの石川がそれを壊した。」と。
歴代知事のことが事実か否かは私には確認のしようがない。
酒を酌み交わしながらの話でもあるので話半分に聞いていたが、語気の強さは印象に残っている。怒りといってもよい。
もしこれで石川君が足をすくわれるとすれば、因果を感じざるを得ない。