西松建設パーティー券問題、石川嘉延君の釈明

長きに渡った官僚政治からの決別を目指す小沢らの勢力にオール霞ヶ関の官僚利権維持勢力が攻撃・けん制したといえる西松建設事件。
その余波を受けたのがわが県の知事、石川嘉延君だ。
まさか、同じ官僚仲間達によって足を引っ張られるとは予想だにしなかっただろう。
さて、その準大手ゼネコン「西松建設」のＯＢが設立した２政治団体（「未来産業研究会」「新政治問題研究会」）からの自身の後援会の平成18年1月のパーティー券購入問題を県議会で聞かれた石川君の弁明。あえてコメントなしで写真を見ながら振り返ってみてほしい。

（平成19年9月28日「静岡県公報」P98・・・150万円購入には富士山静岡空港(株)取締役にして(株)時之栖代表取締役社長の庄司清和氏の名前も）
平成21年2月議会2月18日代表質問抜粋
質問者：原文雄県議
答弁者：石川嘉延知事

質問者（録画3'44"）
「先般、政治団体を使って脱法的な献金疑惑が浮上、前社長の逮捕に発展した準大手ゼネコン西松建設より、石川よしのぶ後援会のパーティー券を、二つの団体から50万円ずつ計100万円購入という通常では考えられないような報道がされました。
西松建設は静岡県の公共事業で直近では、直近では17年度、大田川ダム建設工事関連の付替林道橋梁下部工事を2億6,880万円。18年度空港整備事業本体用地造成二工区をＪＶで5億7,435万円。同じく第四工区10億3,110万円で受注をいたしておるところです。
時を同じくしたこのパーティー券購入。
長年、政治と金、企業と行政、政治家と企業の癒着疑惑が問われてきました。
正しく処理されているとコメントされております。帳簿処理の問題を私は聞いているのではなくて、政治的道義的課題としてどう県民に説明をされるのか伺いたいところであります。」

答弁者（録画51'51"）
「私の後援会、政治資金管理団体に西松建設の関係者が組織をいたします政治団体二つから献金があったということが資金収支報告書に記載されておりますが、これは後援会が毎年定期的に開催しております政治資金パーティーのパーティー券に、の、購入をいただいたということで記載されているわけでございます。
えー、まあ、今後この政治団体が、まあ、脱法行為的な存在、行為をしているということで明らかになってくれば、これはあの、へん、返却をすると、いう考えでございます。
なお、この寄金を、あの、パーティー券を頂戴した経緯でありますけれど、パーティーを開催する際にはいろいろな方面に、あの、まあパーティー券の、なんというんですか、購入を何段階か経てお願いしておりますので、どういう経緯でこのように、いただいたということは現時、現在では判明しておりません。
えー、まあ、少なくとも、あー、その、問題になった建設会社とわたくしが癒着関係にあるということは一切ありませんし、もしあるならば証拠をあげ、お挙げになっていただきたいと思うんですですけれども、私はこれまでにそのような事実関係はないはず、ございませんので、これだけは明言しておきたいと思います。」