「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

県、立木測量ミスで職員の処分発表、実質お咎めなし

2009-03-30 19:03:00 | 日記
今日、立木を始めとする空港西側斜面の測量ミスに係る県職員の処分について県幹部は笑顔をまじえながら記者会見した。
12人の訓告と厳重注意だけで、それが元で県民に与えた追加工事の損害や知事を辞任に追いやった開港延期責任も役人としてはチャラにし、完全幕引きの考えだ。
訓告と厳重注意はいずれも地方公務員法上の処分でなくペナルティーのない処分といわれるもの。
かつて、裏金事件の時には106名がこの処分を受けている。
しかし、当時論評のとおり
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/zatudan6.html#⑥
隠蔽に伴う処分が勲章と化しているのが静岡県だ。(今回の処分者と同じ名前も・・)
当時の「週刊ダイヤモンド 2003/6/28号」では裏金を明らかにした職員が自ら職を辞す一方で、裏金隠蔽に加担した職員が続々昇格する異常さを指摘された。

トップが去ろうとこの官僚隠蔽体質が揺らぐことはないだろう。
来年以降この被処分者たちが続々天下っていくことは明らかだ。
根深く、しかも強固な構造である。
すべては、国の官僚と同じで天下りが公務員にとって諸悪の根源となっている。
官の斡旋や慣例による天下りの根絶なくば改革が見鰍ッ唐オに終わるのは必然だ。
近く行われる知事候補には是非この根絶を公約し、県の出資する公益法人にあっては公募等による民間人の積極登用に道を開いてほしいものだ。