明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

八王子ラーメンの雄『NAGAHAMA』

2021年08月19日 | ラーメン、つけ麺など
先日、八王子でのランチを紹介したとき、
私にとって「八王子のラーメン」とは、『桜島』『壱発』『NAGAHAMA』の3店である、と主張した。
2年前に閉店した『桜島』さんと、 ※画像は「味噌バターラーメン」


今年の4月頃に、「チャーとろラーメン」を食べた『壱発』さんは、


すでに拙ブログで取り上げたので、今回は『NAGAHAMA』さんについて語ってみる。
なお、『長浜らーめん』という店名表記もあるが、他の類似店と区別するため、ローマ字表記にする。

私がこの店を知ったのは90年代末期。友人に「ウマい豚骨ラーメンの店がある」と教えてもらい訪問。
お店の場所は、八王子駅からは少し歩く万町にあり、路駐で食べにくる客も多かった。
濃厚な豚骨スープに細いストレート麺を合わせ、麺は硬さが選べてお替わり「替玉」もできる、
博多スタイルのラーメン店が、多摩地区には少なかった時代ゆえ、お店は連日大繁盛。
私自身も、都内の人気店『なんでんかんでん』よりも、安くてウマいと気に入り、※当時はラーメン500円
八王子で飲んだ帰りや、友人宅での徹マンの休憩時間に、何度か食べに行ったものである。 
早朝まで長時間営業していたが、どの時間帯にも行列があった。

ただ、常に混雑しているためか、ろくに清掃はしておらず、卓上はいつも汚く不衛生。
路駐が多いように、客層はよろしくなく、そんな客に負けず劣らず、店員の応対もひどい(嘆)。
ラーメン自体は気に入った私も、他の諸条件が劣悪すぎて、一時期通うのをやめており、
久々に訪問したら、豚骨スープに魚介風味が加わっていた!

はっきりとした時期は覚えてないけど、豚骨+魚介に変わってから、もう16年くらいは経過しているはず。
食べログとか個人ブログなどには、いまだに「こんなの博多・長浜ラーメンじゃない!」なんて怒ってるヤツがいるけど、
「まだそんなコト言ってるのかバカ!」とツッコんでやりたい。
NAGAHAMAは魚介を含むことは、この数年間、いろんな人間が訴え続けてきたから、
伝聞やネットですでに知っているはずなのに、わざわざ文句つけるなんて、白々しいというか稚拙だよ。
ただ食べロガーの場合は、文章力も読解力もないし、友人も少なそうだから(笑)、本当に知らない可能性もあるな。

これは未確認情報だが、NAGAHAMAの創業者は、福岡でなく別の長浜という町(四国?)の出身で、
「“博多長浜”とは名乗っていないので、どんなラーメンを出そうが問題ナシ」という擁護論を聞いたことがある。
確かに、今年京王八王子駅近くで開業した店舗には、店頭看板に「本場」「豚骨最強」とは記してあるが、


「九州」や「博多」とは、どこにも書いていないので、なんら問題はない…のかな。
なお、NAGAHAMAは万町の店舗が本店だったが、八王子の梅坪という地に移転し、その後閉店。
現在は八王子バイパス店、相模原店、世田谷店の3店が同グループで、京王八王子の店舗は、どうやら別会社の傘下らしい。
最近新設した本家ツイッターを見ると、「この3店舗以外は無関係です」と、露骨にヨソ者扱いしてる。
かつては中野駅の近くにも支店があったが、こちらも昔あった、NAGAHAMA公式サイトでは無視していた。
また、八王子市内には『長浜家』と名乗るお店があり、店主は万町本店の元店員との噂もあるが、詳細は不明。

さて、魚介風味が加わったNAGAHAMAラーメンだが、前の方が良かったという意見も当然あったが、
私は「これはこれでウマいではないか」と、好印象。以前と同様、替玉を2回注文し、スープも飲み干した。
その後は、来店頻度は減ったが、八王子球場での試合観戦後に立ち寄ってみたところ、
昼間の時間帯だったからか、態度の悪い店員はおらず、普通の若い男女がマジメに働いていた。
万町の本店で食べたラーメンは、だいぶ前に撮ったガラケー画像しか残っていない。


同じ日に、餃子と味玉、そしてビールも頼んでいたらしい。母校野球部勝利の祝杯かな。


この頃の「長浜ラーメン」の価格は600円。「ギョーザ」は親愛なる(笑)食べログのデータによると480円だった。
NAGAHAMA餃子は一期一会だが、ごくフツーの味だった記憶がある。

別グループらしい、京王八王子の店舗で、現在提供している「長浜ラーメン 塩」は650円。

※味玉は+100円

画質のせいか、本店の方がスープが濃く見えるが、実際に食べた印象も、京八店の方が若干ライトだった。

さて、先述した「本家3店舗」だが、私が訪問したことがあるのは、八幡山駅近くの世田谷店のみ。
3店舗は独自の進化(?)を遂げており、醤油味と味噌味が基本メニューで、白いスープの塩味はない。
こちらが「とんこつ醬油」。もはや九州ラーメンの面影はない


きくらげの代わりにメンマが入り、一般的な「八王子ラーメン」では必須の刻み玉ねぎも乗っている。
上記画像は数年前、コロナ禍前に入店したときに撮影。当時の価格は600円で、現在は700円らしい。
唯一、長浜らしさを感じさせるのが細麺。繰り返すが、「博多長浜」とは名乗っていないので問題はない。


魚介風味も強く、本店とはずいぶん異なるテイストだが、これはこれで美味しいのである。

最後に、母体とは無関係かもしれないが、ラーメンの見た目だけはかつての万町本店に近い、
京王八王子店を再訪したときの様子をリポート。まずは券売機の写真から。


まずは【つまみ】カテゴリーから「チャーシュー皿」400円と、【トッピング】の味玉100円を注文。


チャーシューはラーメンに使用するものより厚切りで、提供前にバーナーで炙る。
ねぎの上にかけられたタレも、ただ辛いだけでなく、ほんのり旨味や甘味もあり、
ビールが進むひと皿である。あ、「である」じゃなくて「だと思う」だ(笑)。
※追記 このときは緊急事態宣言下で、酒類販売を禁止していた時期だった

おつまみでいい気分に(?)なったあと、シメのラーメンを注文。
前回は塩味を頼んだので、今度は「長浜らーめん 醤油」650円にした。


個人的には、本家の3店舗には入っていない、細切りではないきくらげが好きなんだよね。
醤油ダレが入るため、スープは茶褐色。丼は開口部が意外と広く、見た目より多く感じる。


いつものように、おつまみの残りをプラスし、食べ始めることにした。


醤油ダレと合わさることで魚介風味が引き立つため、塩味よりウマい気がする。
当然のように替玉100円の食券を購入したが、前回乗っていた「チャーシューの端っこ肉」が今回はなかった。


端っこ肉のオマケより気になっていたのが、下記貼紙の一文。ティッシュをよけて撮ればいいのに…。


「替玉注文した客には、スープ継ぎ足し無料」。これは嬉しいサービスだ。
1度ではなんとなく申しわけなかったので、2度目の替玉を注文するタイミングで追加スープもお願い。
だいぶ減った状態の丼を店員さんに渡すと、


替玉と熱々のスープが入った丼が帰ってきた。ピンボケはいつものことだ。


継ぎ足しはスープのみなので「卓上のタレを追加してください」とのことだが、
その前にスープを飲んでみたところ、塩味はないが豚骨のコクはしっかり感じられた。
前菜のおつまみに、麺を計3玉たいらげ、満腹になったところで退散。
本家とは違うのかもしれないけれど、私はここのNAGAHAMAラーメンも好きだ。
隣に4軒、ラーメン店が並ぶ激戦区だが、負けずに頑張ってほしい。

以上、私が選ぶ「八王子ラーメン3トップ」の一角、NAGAHAMAについて語ってみた。
ムカつく部分も含め、思い入れの多い店だから、ずいぶん長くなってしまったが、
これでも、「麺を7玉食べたらTシャツ贈呈」、「中野店はガス爆発で滅亡」、「世田谷店での特別サービス」など、
泣く泣く削った文章もあったので、それらも別の機会に、改めて紹介したい。



NAGAHAMA 長浜らーめん 京王八王子店(※)
東京都八王子市東町1-3
京王線京王八王子駅から徒歩約2分、JR八王子駅から徒歩約3分
営業時間 11時~翌2時 現在は20時閉店
定休日 無休らしい
※「京王八王子店」は、私が付けた仮称であり、実際の店名ではありません
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 再び「とつげきラーメン」を... | トップ | 敗因はおそらく… -日大三高... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ラーメン、つけ麺など」カテゴリの最新記事