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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

おしぼりの熱さは日本一!? 聖蹟桜ヶ丘『三太』

2021年12月02日 | 居酒屋・バー
前々回、「居酒屋で隣り合った方から聞いた、飲食店情報は意外とアテになる」と書いた。
その説(?)よりも、信頼度が増すのは、【自分が通っているお店のマスターやオーナーから聞いたお店】だ。
そもそも、気に入っているお店を運営・経営している方がオススメする飲食店は、自分の好みと合う可能性が高いはず。
今回紹介する、聖蹟桜ヶ丘の『三太』さんも、某店のオーナーが「人生で一番通った」居酒屋だそうで、
私も訪問してみたところ、聞いたとおり、素晴らしいお店だったのである。

こちらのお店の名物は、セイロを使用した各種蒸し料理


セイロは料理だけでなく、最初に提供されるおしぼりの保温にも使用されている。
店員さんがトングでつかみ出し、「日本一熱いおしぼりです」と告げてから渡す、
こちらのおしぼりは本当に熱い! 画像では伝わらないのが残念。


店員さんの忠告がないと、「顔を拭いてヤケドするオヤジ客」などの被害が出そうだ。

まずはお通し(400円)として、シラス、塩昆布、食べるラー油などが乗った冷奴が出てくる。
ラー油はお店自家製で、シラスは、こちらが「ストップ!」と声掛けするまで乗せてくれる。


上記画像は初訪問時のもので、最初なので遠慮し、すぐにストップしたのだが、
以降はだんだん図々しくなり、あるときは下記のような山盛りにしてもらったりして。


ドリンクは定番のビール、サワー類、カクテルなどは、だいたい500円前後。
量が2倍入るけど、価格は2倍から100円引きとなる、「エコジョッキ」と呼ばれる商品もある。
私は、450円の「ウーロンハイ」「ジャスミンハイ」などを、倍サイズのエコジョッキ800円で頼むことが多い。
他にも、日替わりの日本酒や焼酎なども揃っており、日本酒の燗も例のセイロを使用する。

ここからは、お店自慢の蒸し料理など、フードメニューを紹介しいてく。
実は、お刺身類もお店のウリなのだが、私がナマモノは苦手なので注文したことはない。ゴメン。
最近の主なメニューはこちら。「○蒸」マークが付いているのが蒸し料理だ。


日によって変更はあるが、チャーシュー、温野菜、小ロンポーの3種は、毎回あるはず。
初訪問時はまず、「蒸豚チャーシュー」2枚580円を注文。


大好きなチャーシューに3種の薬味、そして、これまた大好きなサンチュが付くとはありがたい。
蒸されて柔らかくなったチャーシューは、意外と分厚く、2枚でもじゅうぶんなボリューム。


キムチやテンメンジャンと一緒に、チャーシューをサンチュで挟みかぶりつく。こんなのウマいに決まっている。
チャーシューを少しずつ食べて、サンチュが先になくなったので、ついお替わりしてしまった。


初対面なのに、メニューにはないお替わりをした私にも、店主は親身に対応してくれた。申しわけない!
続いて、同時に頼んでいた「蒸したて小ロンポー」3個が完成。


現在は1個130円~で、最大100個まで(笑)頼めるそうだ。1個単位で注文を受けるのは親切だね。
レンゲに乗せて、針ショウガと一緒に一気にほおばる。とはいえ、少し冷ましてからね。


過去に別のお店で、中からあふれるスープで舌をヤケドしているので、そんなヘマはしない。
この日のシメは、これも蒸し料理の一種である、「炎の焼きプリン」350円。ただし、商品名と価格はうろ覚え。
あらかじめ作って冷蔵庫で保冷していたプリンが、テーブル席に運ばれてきて、
店員さんが目の前でガスバーナーで焼いてくれる。本当に炎のプリンだ!


完成品がこちら。表面のカラメルが熱く香ばしく、下のプリン部分が甘く冷たい、良質なデザートであった。


個性的で美味な料理の数々と、店主・スタッフの心地よい接客に魅了され、三太さんにはその後も通い続けている。
かなりの繁盛店で女性客も多く、土日は予約で埋まっていて入店できないことも何度かあった。
以降では、これまでに食べた料理の一部を一挙に紹介。
こちらは、期間限定メニューの「蒸焼売」1個200円、そして「エコジョッキウーロンハイ」だ。


左が「荒挽肉のしうまい」、右が「ハリッサしうまい」。ハリッサというスパイスがあるらしい。
調味料は、左端の「三太」ステッカーが貼られた瓶に入った、お店特製の青唐辛子入りポン酢だ。
辛子も用意されるが、ちゃんと味が付いており、調味料ナシでもおいしかった。
ショーロンポー、シュウマイの点心仲間である、ワンタンも食べたことがある。


商品名は「皿ネギワンタン」で、価格は500円くらい。ネギとポン酢がかかっている。
シュウマイと同様、肉々しい中身の具材が、チュルンとした皮と好相性だった。
店主は中華の経験もあると聞いた記憶がある。あの大きなセイロも、中華料理店で見かけるものだし。
ぜひ、私の大好物である餃子も作ってほしいね。

大好物といえば、つくね+玉子の「特大蒸つくね 半熟卵のせ」680円も忘れてはいけない。
千切りキャベツに、蒸したハンバーグ状のつくねを添え、そこへ半熟卵とソースを乗せ、
さらに店員さんがマヨで模様を描く、なんともインスタ映えする商品である。インスタグラムやってないけど。

※「mixi映え」という言葉はないのか?

途中で黄身ちゃんを崩せば、なんともエロウマそうな画像が撮れてしまった。


黄身は当然、余すことなく、つくねやキャベツにしっかりまとわせ、食べ切ったよ。
蒸し料理以外にも、日によって具材が変わる「ポテトサラダ」や、先述した刺身類、冬場には鍋料理など、
和洋中いろんな料理が揃っている。店主のレパートリーは幅広いようだ。
そして、毎週末にはカレーも提供している。こちらも具材が毎回異なるそうだ。
私は一度だけ、画像の「グリーンカレー」(正式名不明)を食べた。ライスなしで680円くらいだったかな。


店主に「結構辛いですよ」と忠告されたが、スプーンでひと口味見をしたら、本当に辛い!
無論、ただ辛いだけでなく、あとから素材の旨味もやってくる。お陰で、酒が進んでしまったではないか(苦笑)。
カレーが好きな方は、土日に足を運んでみては。ただし、混雑必至なので予約が必要だが。
どの料理もおいしく、調子に乗ってエコジョッキサワーを飲んでしまうため、
なかなかシメにたどり着けない私だが、先日は珍しく、「蒸したてちまき」450円を注文。


お手頃サイズながら、噛み締めるたびに独特の香ばしい風味が口内に広がり、満足度はかなりのもの。
シメの食事メニューは、未食の「ぶっかけうどん」もある。うどん好きとしては一度は食べなくては。
つい最近立ち寄ったときは、ちょうど私の席の目の前に、バナナが置いてあったので、
誘われるように、「蒸しバナナのバニラ添え」400円をシメに頼んでしまった。


加熱された蒸しバナナは予想以上に甘く、バニラアイス&キャラメルソースとも合う。
おっさんの私が「こりゃウマい!」とデザートを喜んで食べているのは、不気味な光景だったかもしれないが。
とにかく、どの料理にもお店独自の工夫が施され、他では食べられない逸品に仕上がっている。
しかも、毎回新たなメニューが登場したりするので、三太さんには何度通っても飽きない

そういえば、店名の三太の由来は、「店主の誕生日が、12月25日だから」らしい。
では、クリスマスの日は毎年、誕生日祝いを兼ねたイベントを行うんですか? という私の質問に対し、
店主のニシさんは「イヤ、特別なことは何もしません」と否定し、続けて、
「ただし、常連客が代わる代わる、私に祝い酒を飲ませに来るので、毎年つぶれています(笑)」だって。
全員の酒を断らないため、毎年泥酔状態になるそうだ。大変ですね…とつぶやいた私に、
「大変ですよ」と明るく返したニシさんであったが、彼がその場を離れた瞬間、
部下のミッチー君が「本当に大変ですよ…」とつぶやいたのを、私は聞き逃さなかった(笑)。
店主が酔って戦線離脱し、満席状態のお店を仕切るスタッフは、確かに大変だろう。
もうすぐクリスマスがやって来るが、店主の無事とスタッフの奮闘を願ってやまない。



居酒屋 三太
東京都多摩市関戸2-23-18
京王線聖蹟桜ヶ丘駅から徒歩約3分 JRなら西府駅から徒歩約34分
営業時間 17時~24時
定休日 火曜、年末年始
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