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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

月見うどんの玉子を味わう最高の方法

2020年07月12日 | そば、うどん
以前、日野のうどん店『どんたく』を紹介したとき、
「生玉子を崩すタイミングは、一生を費やしてでも研究すべきテーマだな」と記した。

※どんたくさんの「びっくりうどん」の画像


※こちらは玉子を崩したところ

玉子の黄身を「キミちゃん」と呼んで愛でている私は、これまでにも何度か「生玉子崩し画像」を掲載してきた。
住宅街の中華ダイニングバー・高田馬場『玲音』の「たまごカレーごはん」。




そういう店で、私は食べたい…中神『木偶の坊』の「クリーミーカレーうどん」。




+50円のトッピングで幸せになれる、新秋津『木曽路』の「天ぷらうどん+玉子+コロッケ+きつね」。




玲音さんのカレーごはんや、木偶の坊さんの汁なしカレーうどんは、米や麺が受け止めてくれるが、
木曽路さんのようなかけうどんだと、黄身ちゃんがツユに溶けこんでしまうため、
崩すタイミングによっては、大部分がツユと一体化してしまい、玉子の意味がなくなる悲劇も。
とにかく、月見うどん(そば、ラーメンも)の玉子を、じょうずに食べ切るのは難しい
最近は温泉玉子を出す店も増えたが、生玉子を育てる楽しみを味わえないのが、マニアとしては物足りない。

そんな、月見うどんの研究に、昼夜を問わず没頭していた(←ややオーバー)ある日、
たまたまつけていたTV番組で、マツコ・デラックスさんが月見うどんの食べ方を語っていた。要約すると以下のようになる。
「玉子が汁に混ざらないよう、最初に汁だけ全部飲み、残った麺と玉子を絡めて、釜玉風にして食べる」
共演者に「そんな食べ方するのアンタだけだよ」などと突っ込まれていたが、視聴していた私は、
「その手があったか!」
と、↑ブログ文字を最大にするくらい、たいそう感激したものだった。
さっそく、この「マツコ式(敬称略)月見うどんの食べ方」を、実践してみることにした。

まずはカップうどん界のベストセラー・東洋水産の「マルちゃん 赤いきつね」。


生玉子を入れ熱湯を注ぎ、5分間待って完成。玉子に火が通り、おいしそうだ。


いつもは麺と具材を食べて、最後に残ったスープを飲み干すのだが、今回は逆に、スープだけ先にすすっていく。
これまで、人生で何度も食べてきた「赤いきつね」だが…こんなにしょっぱかったっけ? 
スープだけ先に飲んだからか、普段の1.7倍くらい(わたくし比)塩分がキツい気がした。
なんとか飲み干したのがこちらの画像。麺は少し食べたが、お揚げと玉子には、まだ手を付けていない。


ここから、玉子を割ってかき混ぜて、釜玉うどん風にして食べる。


少しだけ残ったうどんスープが、麺に絡んでいるので、本物の釜玉のようにダシ醤油を加える必要はなし。
熱々スープを飲むのに時間がかかった分、麺もほどよく柔らかくなり、食べやすくなった。
うどんツユと釜玉の双方が楽しめ、さらに玉子も存分に味わえる。マツコ式、なかなかいいね!
ただし、次回「赤いきつね」でやるときは、粉末スープを少し減らそうと、個人的に思ったよ。

続いては、うどんではないが、やはり玉子を乗せるのが前提となっている、日清の「チキンラーメン」。


中央のくぼみに生玉子をセッティングし、さらに一橋学園『なにや』さんのお持ち帰りチャーシューを追加。
本題から逸れるが、「なにやチャーシュー」はメタクソにウマいので、今では月イチで購入している。
お湯をかけ、フタをして、3分後に完成。ここからスープだけ飲んでいく。


チキンラーメンのスープは、いつもと同じに思えたが、やっぱりちょいとしょっぱい。
赤いきつねのときも薄々感じていたのだが、私自身がトシをとり、身体が濃い味を受け付けなくなったのだろうか。
実際、血圧も高いし、塩分は控えなくては…といいつつスープを飲み干す有言不実行。


ここから玉子を崩し、釜玉風にして食べると、しょっぱい麺と黄身ちゃんが絡み、ちょうどいい感じ。


御存知のとおり、チキンラーメンは最初から麺に味(スープ)がついているので、追加ダレは不要。
スープを飲まずに捨てても、釜玉ラーメンとして成り立つ気もするが、そんなもったいないことは、私にはできない。

既製品の次は、実店舗の月見うどんでマツコ式を試してみることに。
向かったお店は、なにやさん同様、拙ブログでは何度も紹介してきた、東村山のうどん店『こげら』さん。
メニューにない「月見うどん」を注文したら、かけうどん(並)300円+生玉子50円で350円だった。


さすがは専門店。塩分のキツイ即席麺のスープとは違い、
こげらさんのうどんツユは、ほどよい塩分とじんわり浸みいる旨味。
その気になれば、何リットルでも飲めるね
いつも注文している、エビス缶ビール300円(激安!)のツマミとして、大部分のツユを飲み干し、

※途中でうどんも少し食べた

よ~くかき混ぜて、自家製(?)釜玉うどんを完成させる。太めのうどんと、少し火が通った玉子との相性は抜群。


ダシ醤油で食べる、こげらさんの釜玉うどんもおいしいけど、絶品ツユも味わえるマツコ式も悪くはないね。

つい最近は、小平市にある人気うどん店『福助』さんでも、「月見うどん」650円でマツコ式を試してみた。


うどんは「讃岐風」と「武蔵野風」を選べるが、この日は武蔵野風をチョイス。やや褐色で小麦の味が強いのが特徴。
こちらのかけうどんは、なかなか量が多く(麺は350グラム)、その分ツユも多いため、飲み切るのに時間がかかった。
そのため集中力を欠いたのか、混ぜる前に玉子を崩してしまうエラー。


「愛しの黄身ちゃんよ、許しておくれ…」と心の中でつぶやき、残った釜玉風うどんを、ズルズル一気にたいらげた。
ただし、これまで何度も通い、店主とも顔見知りなこげらさんとは異なり、
まだ数回しか訪問しておらず、お店の方ともほとんど言葉を交わしたことのない福助さんでは、
気持ち悪い食べ方をする不審な客として警戒されたかもしれない。反省。

以上、お店の方に怪しまれるかもしれないが、「マツコ式」は、試してみる価値はあるかと。
私自身は今後も、うどん店だけでなく、生玉子があるラーメン店でも実践してみるつもりだ。
ツユに溶けることなく、ほんのり火が通った玉子を、麺とともにすべて味わえる、
最高の食べ方を考案・教授していただいた、マツコ・デラックスさんに感謝したい。
同世代のマツコさん、お互い健康に気をつけ(笑)、長生きしましょう。
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