明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

どうなる日本のプロ野球!?

2024年03月29日 | プロ野球
本日3月29日、セ・パ両リーグの2024年ペナントレースが同時開幕!
…なのだが、自分の周囲では誰も話題にしていないし、私が見た限り、TVやネットのニュースでは、ほとんど触れられていない。
そのくせ、大谷翔平の通訳が逮捕された事件は、ワイドショーでもしつこく報じてやがるし、
スポーツニュースは昨年から、グローブ寄贈、ドジャース移籍と莫大な契約金、突然の結婚発表など、大谷の話題ばかり。
特に、彼が飼っている犬にまで言及しているのには驚いた。もっと伝えるべき事柄があると思うけどね。

現代のマスコミのほとんどは、事件の重要度や取材者の意思などは二の次で、
とにかく世間の注目を集めて閲覧数を増やし、広告主を喜ばせることに尽力している。 ※個人の見解です
そんな、彼ら報道陣のアンテナには、大谷の愛犬は引っかかっても、最近の日本プロ野球は無視されている模様。
「ふざけやがって!」と怒りが沸く反面、「でもまあ、仕方ないかなあ」とあきらめている自分がいるのも事実。
なぜなら私自身も、プロ野球は年々、つまらなくなっていると感じているからである。

つまらないと思わせる原因は、このブログで何度か苦言を呈した、細かい継投策や試合時間の長さもそうだが、
最大の理由は、スター選手がどんどん海を渡ってしまうことである。
先述の大谷もそうだが、近年は日本を代表するプレイヤーたちが、次々と大リーグに挑戦。
今年も、我がオリックスのエース山本由伸を筆頭に、松井裕樹、今永昇太、上沢直之の4投手が米国に進出。
【野球界の最高峰・メジャーに挑戦】とマスコミは称えるが、イヤな書き方をすれば【金に目がくらみ日本を捨てた】にもなる。

大谷が、少年時代から大リーグを目指しており、高校3年時のドラフト会議で、指名を拒否していたのは有名だが、
他の選手は、どこまで本気でメジャーを目指していたのだろうか。
「別に興味はなかったけど、なんか大金もらえるみたいだから、とりあえず行ってこようか」というケースもあるのではないかね。
無論、プロである以上、より稼げるチームを選択するのは間違いではない。
ただ、お世話になった球団や関係者、応援してくれたファンへの感謝があれば、簡単に移籍はできないはずだけどね。

無論、過去には「アメリカ挑戦もやむなし」と、認めざるを得ない実績を残した選手も存在する。たとえば、
24勝0敗という圧倒的な成績で、球団として歴史の浅い楽天を初優勝に導いた、2013年の田中将大や、
投手として10勝を挙げ、日本人最速の165kmを記録し、打者としても20本のホームランを放ち、
日本ハムを日本一に導きMVPにも輝いた、2016年の大谷(ただし、渡米は2017年シーズン終了後)。
ドジャース入りした山本も、昨年まで3年連続で沢村賞とMVPを獲得し、チームをリーグ三連覇に導いた。
彼らに、「もう日本でやり残したことはないし、元気なうちにメジャーへ行っていいでしょ?」と問われたら、容認するしかない。
実際、チームの同僚やファンの大半も、「今まで頑張ってくれたし、本人の意思を尊重し、喜んで送り出そう」と納得したはず。
特にオリックスは、山本の譲渡金として、推定72億円もの大金が入るそうで、球団側は当然「どうぞどうぞ」だろう(笑)。

ただ、上記3名は特別な例であって、中には「お前、もっとチームに貢献してから行けよ」と思う選手もいるよね。
例に挙げて悪いけど、今永は昨年7勝したが、米国挑戦に備え手を抜いたのか。8月以降は全然勝ってない。
「今年3位に終わったのは、自分にも責任がある。来年こそはチームを優勝させて、その後堂々と米国に挑戦したい」
とでも宣言し残留すれば、DeNAのファンも大喜びしただろうに。
国内の移籍だったけど、山川穂高も同様の理由で、あと1年西武に残るべきだった。


上記画像は、2022年10月1日、ソフトバンク戦でサヨナラ本塁打を放ってしまい、
マジック1で引き分けでもVだったソフトに対し、申しわけなさそうな表情(?)をする試合直後の山川。詳細はこちらで

メジャーには及ばないとはいえ、一般人よりはだいぶ高額な年俸を払ってくれて、
監督やコーチから助言をいただき(余計な場合もあり)、練習の場や対戦相手のデータや映像も用意し、
試合後のマッサージなど身体メンテナンスまでしてくれる、所属球団に対し義理人情を欠く選手が増えた。
4人が去った日本球界に対し、戻ってくる日本人メジャーリーガーは0。やってくる新外国人選手も、大物はいなそう。
読売に来た、そこそこ実績のある打者ルーグネッド・オドーアは、開幕前に揉めて退団。近年の巨人らしい失態である。
マイナーリーグを退団した筒香嘉智なんて、早く日本に帰ってくればいいのに。

今回はほとんど画像がないので、さっきの山川がサヨナラ本塁打を打った瞬間を店内TVで放映していた、
新秋津の立ち飲み店『なべちゃん』の画像を数点、文章に関係なく唐突に掲載していく。
こちらは店頭の様子。看板はライオンズブルーで、西武ファンのお客さんが多いが、野球好きなら誰でもウエルカムだ。


それにしても、最近の外国人打者はスゴイのがいない。
ロッテのグレゴリー・ポランコは、本塁打王を獲得したものの、打率は.242、ホームランも26本では物足りない。
そもそも、昨年のパ・リーグは、3割以上打ったのがオリックスの頓宮裕真と、ソフトの近藤健介だけ。
投手のレベルが高すぎるのか、打者のレベルが落ちたのか。いずれにしても、強打の外国人が足りないのは事実
セ・リーグは、.300(3位)で18本のドミンゴ・サンタナと、.253(22位)で23本のホセ・オスナという、ヤクルトのコンビが有名だが、
私がプロ野球を見始めた1980年代は、この程度の成績の外国人はゴロゴロいた。 ※そして、この程度の成績ではクビになった
チーム数が増え、給料も上がったため、かつては来日していたような打者も、米国にとどまるようになり、
近年日本に来るのは、○そもそも実力がない○故障or前科(笑)持ち○アダム・ジョーンズのような往時を過ぎた選手、ばかりだ。
ランディ・バース、ブーマー・ウェルズ、タフィ・ローズ、アレックス・カブレラのような、豪打の猛者はもう現れないのだろうか…。

なべちゃんには、選手・関係者から寄贈された、過去のライオンズユニフォームも多数展示してある。


カブレラのがあったかは忘れたが、上記45番は、80年代初期に活躍したテリー・ウィットフィールドか…と一瞬期待したが、
「BO」の字が見えるので、どうやらデーブ大久保らしい。 ※大久保博元は1985~92年まで西武所属

近年は外国勢だけでなく、日本人の強打者自体も減っている。
バカバカ打ちまくるチームが大好きな私にとって、投高打低あるいは投中打低のチームばかりで、どうにも物足りない。
私が応援しているオリックスも、貧打のチームと認識していたが、なぜか3年連続日本シリーズに進出している。
TV観戦した昨年のシリーズでは、選手が打席に立つたびに表示される、ペナントレースでの成績を見て、
「オリックスだけでなく、阪神もロクな打者がいないな」とあきれたものだ。そんな打線に、我がオリックスは敗れたのだが(嘆)。
私がファンだった頃の阪神は、完全な打高投低チームで、打線は比較にならないほどすごかった。
下記は、1985年の日本シリーズ第1戦のスタメンとシーズン打撃成績。メンドくさいので、名字と打撃三部門だけ記載。

1 真弓  .322 34本 84打点
2 弘田  .296 5本 32打点  ※指名打者
3 バース .350 54本 130打点   ※三冠王
4 掛布  .300 40本 108打点
5 岡田  .342 35本 101打点
6 佐野  .288 13本 60打点 
7 平田  .261 7本 53打点
8 木戸  .241 13本 32打点
9 吉竹  .247 2本 16打点

※弘田、木戸、吉竹は規定打席未到達

一方こちらは、昨年チームの日本シリーズ第一戦のスタメンと打撃成績。

1 近本   .285 8本 54打点  ※盗塁王
2 中野   .285 2本 40打点
3 森下   .237 10本 41打点
4 大山   .288 19本 78打点
5 佐藤輝  .263 24本 92打点
6 ノイジー .240 9本 56打点 
7 渡邉諒  .177 2本 10打点  ※指名打者
8 木浪   .267 1本 41打点
9 坂本   .226 0本 21打点

※森下、渡邉、坂本は規定打席未到達

投手陣や機動力は23年チームが上だが、打線の破壊力は85年チームの圧勝である。
23年チームで、85年のスタメンに名を連ねるのは、近本が2番、大山と佐藤が6番を打つのが精一杯だろう。
38年前の阪神の試合は、本当に面白かった

阪神だけでは不公平なので、オリックスも前身チームの阪急と比較しよう…と思い、
福本、弓岡、蓑田、ブーマー…と続く、84年パ・リーグVの打線を転記していたが、さほど需要がなさそうなので割愛。

いずれにしても、過去の比較では迫力のない阪神打線と、そこに負けてしまった、これまた迫力不足のオリックス打線。
そんな両チームが大差で優勝し、米国への大物流出が続く、現代プロ野球の将来には不安を感じてしまう。
阪神の岡田彰布監督も、四球の選択ばかり指示していないで、自身のような3割・35本・100打点を記録する選手も育ててほしい。

岡田監督が、顔に似合わず(失礼)強打者だったように、なべちゃんも立ち飲み店の割には、料理のクオリティが高い。
その理由は、店主の渡辺正司さんはかつて、西武グループのレストランで腕を振るった名料理人だから。 ※当然、西武ファン
手の込んだおツマミもあり、左側は「キムチ」だが、右側は「ハンバーグステーキ」。価格や正式名は忘れた。


安かろう、ウマくなかろうという立ち飲み店も多いが、「ウチは料理も自信あるよ」と店主が胸を張るように、
ハンバーグは確かに美味しかった。最近ご無沙汰しているので、近いうちに行ってこよう。

面白くないとボヤキながらも、大リーグには興味はなく、今年も私はプロ野球を、TVで幾度となく観戦するだろう、
スポーツはやはり、知っている選手同士の対決の方が、より身近に感じられるし、感情移入もできる。
力道山が外国人レスラーをやっつけるのを拍手喝采していてた、戦後間もない時代のプロレスならまだしも、
大谷目当てで大リーグ中継を観戦している方って、知らない外国人と大谷の対決を、本当に楽しんでいるのかな?
もっと、日本の野球にも関心を抱いてほしいし、そうなるよう、マスコミや各球団の広報にも頑張っていただきたい。
ガンバレ日本のプロ野球、大谷に負けるな!
あと、冒頭の繰り返しになるけれど、日本の皆さん、今日からプロ野球が始まりますよ!

※立ち飲み店なべちゃんについては、別の機会に改めて
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