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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

昨年のプロ野球予想を振り返る

2024年02月23日 | プロ野球
阪神タイガースが38年ぶりに日本一を達成した、2023年のプロ野球。
私がひいきにしている、前年日本一のオリックス・バファローズは、3勝3敗で迎えた、日本シリーズ第7戦で、
1-7と完敗を喫し、惜しくも連覇を逃した。下記は、試合後のバファローズポンタのXである。


シェルドン・ノイジーの3ランで勝負が決まった印象だが、あれは打たれた宮城大弥に責任はない。
あんなクソボールをホームランにできるのは、あの日のノイジーと「ドカベン」の岩鬼正美くらいだろう。
私が大嫌いな岡田彰布監督に負けたのは不本意だが、日本一にふさわしい強いチームであった。
そんな阪神にポンタも、「おめでとうございます。そしてありがとうございました!」とお礼を告げていた。


これで、道頓堀に飛び込むような、民度の低いファンが減れば、もっといいチームになると思うんだけどね。

元々、阪神の優勝を予想した評論家は多かったが、自称スポーツジャーナリストのわたくし正田が、開幕前に発表した予想では、
阪神を5位、最下位には広島東洋カープを指名。結果はご存じのとおり、両チームでワンツーである。
恥を忍んで、私の予想を再掲し、実際の結果と見比べてもらう。

セントラルリーグ 予想
1位 横浜DeNAベイスターズ
2位 東京ヤクルトスワローズ
3位 読売ジャイアンツ
4位 中日ドラゴンズ
5位 阪神タイガース
6位 広島東洋カープ

現実
1位 タイガース
2位 カープ
3位 ベイスターズ
4位 ジャイアンツ
5位 スワローズ
6位 ドラゴンズ


ひとつも的中していない、大ハズレである。普段の競輪予想だって、もう少し当たるけどなあ。
だけど、広島の2位とヤクルトの5位は、予想できた人は少ないでしょ。

セ・リーグほどではないが、パ・リーグの予想もイマイチだった。

パシフィックリーグ 予想
1位 福岡ソフトバンクホークス
2位 埼玉西武ライオンズ
3位 オリックス・バファローズ
4位 千葉ロッテマリーンズ
5位 東北楽天ゴールデンイーグルス
6位 北海道日本ハムファイターズ

現実
1位 バファローズ
2位 マリーンズ
3位 ホークス
4位 イーグルス
5位 ライオンズ
6位 ファイターズ


的中したのは、唯一自信があった日ハムの6位だけ。あまりのハズレっぷりに、今後はもう、
ブログに予想を載せるのはよそう、とダジャレ含みで決意。

※場立ちの予想屋さんも、最近は減ってきた

不的中が重なった理由は、先述したアンチ岡田監督や、森友哉をくれた西武を応援、などと個人的感情を持ち込んだことと、
下位予想した球団の不安要素と、上位予想した球団の推奨ポイントが、ほとんど当たらなかったことだ。
セ・リーグ下位から順に、「」内に記した私の予想根拠と、照らし合わせていこう。

6位の中日は、私が期待した「立浪和義監督の強い意志」と、「守りに特化したチーム作り」が、うまくいかなかった模様。
立浪監督の手腕もさることながら、とにかく打てなすぎ。西村徳文監督時代のオリックスを思い出した。

5位のヤクルトは、「奥川恭伸の復活とルーキー吉村貢司郎の活躍」がハズレ、「村上宗隆へのマーク強化」=成績下降が的中。
奥川の登板ゼロも誤算だが、スコット・マクガフの退団で、救援陣が弱体化したのがまずかったかな。

4位の巨人は、同一監督が、2年連続Bクラスになったことがないという、「球団の伝統」を信用したのが間違い。
「菅野智之の負傷」で、若手投手陣が奮起したが、原辰徳監督に苦言を呈する人がいなかったのが敗因か。
個人的には、デーブ大久保を雇用した時点で、原さんやフロントのヤル気を疑った。

3位のDeNAは、「大物トレバー・バウアーの獲得」は成功だったが、「タイラー・オースティンの復活」は実現せず。
シーズン後半、救援陣がバテたのも敗因だし、なにより「勝つことに慣れていない球団」の甘さが露呈してしまったが、
前身の大洋ホエールズ時代から、勝利には執着しない球団(でしょ?)なので致し方ない。
優勝を本気で願っているファンが気の毒だが、そういうプロチームも、ひとつくらい存在してもいいと思う。

2位の広島は、正直よくわからない。「坂倉将吾の正捕手」と「新井貴浩の監督」は、どちらも向いてない気がするし。
伝統の豊富な練習量から導かれる守備の固さと、足を絡めてしぶとく繋ぐ攻撃が、功を奏したのだろうか。
私個人は、ただ単に3位以下のチームが自滅した結果の2位浮上では? と考えている。

1位の阪神は、「昨年26度の完封負け」が13度に半減。広島と同様、繋ぐ野球が成功したようだ。
「岡田監督が連敗にイラつき、不満タラタラでチーム崩壊…」は、5月下旬に、一瞬そうなりかけたのだが、
先発陣の層が厚く、その後も大型連敗がなかったため、的中せず。それでも、森下翔太の活躍で勝った試合では、
「今日は、オレが森下を3番(打者)にしようって言ったんや」などと、いいトシこいて采配を自画自賛する反面、
負けたときは、選手や審判のせいにして、自身の非は認めない岡田を、名将扱いしてはいけないよ。
マスコミが指摘したとおり、先発投手陣の奮闘と、粘り強く四球を選んだ打撃陣
さらには岡田を懸命にフォローした平田勝男コーチや、天国からチームを後押しした、横田慎太郎さんたちのお陰だろう。

続いてパ・リーグ。
6位の日本ハムは、「近藤健介の退団」など、去る者を追わず、むしろ高額年俸選手を積極的に追い出す、
「チームの方針」から、ここ数年で一気に選手層が薄くなり、予想、結果ともに最下位なのもやむなし。
ただ、新庄剛志監督は、勝つ野球はできないかもしれないが、面白い野球を見せようと努力しているのは理解できる。

5位の西武は、「平良海馬が抜けた救援陣」と「退団した森と、開幕直後の源田壮亮の不在」が結局は埋められず。
「リーグ屈指の先発投手陣」は健闘したが、主砲・山川穂高の離脱は大誤算だろう。
田淵幸一引退翌年の秋山幸二や、松井稼頭央大リーグ移籍後の中島宏之など(例が古いのはカンベン)、恒例の新スター輩出がなかったのも残念。

4位の楽天は、「上積みのない戦力」が災いし、安樂智大のパワハラ以外は特に話題も提供できず、3位争いに加わるのが精一杯。
「三木谷浩史オーナー」も、本業が赤字で大変みたいだし、そもそも野球に興味ないだろうから、近いうちに身売りしそうで心配。
とにかく、現場の人事に口出しするのはやめてほしい

3位のソフトバンクは、「近藤、ロベルト・オスナら派手な補強」で優勝候補筆頭だっただけに、この順位はひどい。
「千賀滉大の穴」は大きかったとはいえ、私が軽視した、有原航平もふたケタ勝利を記録した。
「下降気配の柳田悠岐」も、それほど成績は落ちていないが、「復帰した栗原陵矢」は再び故障し、再雇用の「アルフレド・デスパイネ」も全然ダメ。
「大胆な補強に対する他球団からの反発」は、さほどなかった気がするし、もっと感じなかったのが、選手たちの「昨年V逸の悔しさ」。
選手の入れ替わりが激しく、悔しさを共有できず、嚙み合わないシーズンだったのだろう。
それを象徴するのが、結果的に年内最終戦となった、クライマックスシリーズ1stステージ、第3戦の逆転サヨナラ負けだ。
延長で表に3点取って、裏に4点取られるなんて、昔の漫画ならともかく、実際のプロの試合では、まず見ない展開だよ。
一昨年のマジック1からのV逸も含め、ファンにとってはしんどい2年間だったね。

2位のロッテは、期待した「佐々木朗希の進化」は、前年より登板回数も勝ち星も減っているため、進化というか停滞か。
やはり、以前から投手コーチとして定評があった、「吉井理人新監督の手腕」が冴えた1年だったのだろう。
種市篤暉も成長したし、あとは若手打者の台頭待ちか。結構、チャンスは与えられている印象だが…。
あと、球場アナウンサーを卒業した谷保恵美さんには、「長い間、お疲れ様でした」とお伝えしたい。

1位のオリックスは、大差で優勝したが、セ・リーグ2位の広島と同様、他のチームがだらしなかっただけである。
「連覇はまぐれ」だと思っていたが、まさか、3年連続まぐれで優勝するとはねえ。
打線は非力だし、守備や走塁では、無駄なミスも見かける。V9時代の巨人や、その後の阪急、西武など、
過去には三連覇を遂げたチームがいくつかあるが、それらのチームと比較すると、今のオリックスがもっとも未熟だと思われ、
まだまだ上積みが期待できる(?)。中川圭太や宗佑磨あたりは、もっと打率を上げてほしいね。
「吉田正尚の不在」は、森、頓宮裕真、レアンドロ・セデーニョらで補った。来年は西川龍馬も加わるので、穴は埋まるだろう。
先発陣には、山下舜平大と東晃平が加わったが、さすがにエース山本由伸(ついでに山﨑福也も)退団の穴を埋めるのは容易ではない。
四連覇は苦しそうだが、とりあえず、婦女暴行を疑われた選手をFAで強奪し、人的補償でチームの大黒柱的存在の投手を奪われそうになると、
「それはカンベン」と泣きつき、期待の若手投手を代わりに差し出す、ルール違反を犯しておきながら、
「“美しい野球”を目指す」というギャグを飛ばした、某球団の優勝だけは阻止してほしい。

無論、日本一奪回も願っていないわけではなく、


ポンタと同様、私も引き続き応援するので、再び頂点へ、頑張れオリックス!
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