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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

今年もオリックスは頑張っている。

2022年09月22日 | プロ野球
ヤクルトの村上宗隆や、大リーグの大谷翔平ばかり取り上げられているプロ野球界。
昨年同様か、それ以上に熾烈な、パ・リーグの優勝争いにも、もっと注目してほしいものである。
9月11日の時点では、首位ソフトバンクと、2位西武、3位オリックスまでがゲーム差なしで並んでいた。

その後、12日からの西武との直接対決で3連勝した、ソフトバンクにマジックが点灯。
このまま優勝に突き進むかと思いきや、17日からのオリックスとの3連戦で、まさかの3連敗。
2位オリックスとは再びゲーム差なしとなり、21日終了時点で、5位ロッテまで可能性が残っているとはいえ、
優勝はほぼ、ソフトバンクとオリックスの2球団に絞られたように見える。
  (C)プロ野球-スポーツナビ-

ちょっとハナシは逸れるが、スポーツ・ジャーナリストを自称する(他人には呼ばれない)私が、
今年のシーズン開幕前に某SNSで発表した、2022年のパ・リーグ順位予想をここで発表。
1位 楽天
2位 西武
3位 ソフトバンク
4位 オリックス
5位 ロッテ
6位 日本ハム

途中、6チーム中4チームが予想順位どおりの時期もあり、「さすがオレ!」と自画自賛したものだった。

今年のパ・リーグの特徴として、どのチームも派手な補強をしていないことが挙げられる。
日本ハムは、補強どころか、昨夏の中田翔を含め、主力級が4人抜けたのに見返りはナシ。
これでは、新庄剛志新監督がどんな手腕を発揮しようが、最下位予想が妥当であろう。
現在、借金23の勝率.414だが、戦力的にはこれでも健闘といえるのではないか。

ロッテは、昨年はV争いしたとはいえ、元々の戦力、特に打撃陣は層が薄く、補強ナシではツラい。
個人的には、佐々木朗希の評価も低く、「球は速いけど、そんなにスゴイ投手か?」と侮っていたら、
我がオリックスが、プロ野球28年ぶりの完全試合をくらってやんの(苦笑)。

今、「我がオリックス」と書いたように、私はオリックスのファンである。理由は、昨年の今頃ここで記した。
前年の優勝チームを4位に予想したのは、ズバリ、昨年のVはまぐれだからである。
詳細は後述するが、優勝争いに加わっている現在の状況は、個人的には満足している。

主力陣の衰えが指摘され、新監督の藤本博史も、やや地味な印象のソフトバンク。
強調材料は乏しいが、近年のプロ野球界を牽引しているだけあって、個々の選手が野球をよく知っている。
そもそも、「ソフトバンクをBクラスにはできねえよな」という安易な理由もあり、3位にしておいた。

西武は、投手陣は抑えのふたり、平良海馬と増田達至がしっかりしているし、山川穂高が軸の山賊打線も破壊力抜群。
そこに、米国から復帰した秋山翔吾が加わる、と勝手に予想したのだが、秋山は広島だった。
私が熱心な野球ファンだった頃の西武は強かったし、当時の記憶も加味し2位に推した。

楽天は、寄せ集め集団とはいえ、先発投手陣の層の厚さは、12球団でも屈指だと思っていた。
打線は西川遥輝の無償獲得は大きいし、石井一久監督も、そろそろ本気で勝ちに来るシーズン、と予想。
実際、シーズン序盤は首位を快走していたのだが、貯金18から0になったのは、日本新記録らしいね。

ひいきのオリックスが、今年は苦戦すると予想した主な理由は、以下の5点。
1 昨年は9回打ち切りだが、今年は延長12回まで
2 アダム・ジョーンズ、タイラー・ヒギンスの退団 
3 宮城大弥、平野佳寿、杉本裕太郎らは昨年が「デキすぎ」だった疑惑
4 中嶋聡監督の「名采配」は怪しい
5 優勝したとはいえ、全体的に給料上げすぎ


1は、昨年の優勝要因のひとつであった「引き分けの多さ」が、今年は延長になってしまう。
延長に入れば、野手陣の層が薄いオリックスは不利なはずだが、延長戦での勝敗は7勝7敗1分。
五分なのには驚いたが、7勝7敗(勝率5割)より14引き分けの方が、勝率が下がらず優勝争いには有利である。

2は、ジョーンズは代打起用、言い換えればベンチウォーマーにも腐ることなく、チームを鼓舞し杉本らには助言も与えていた。
高額年俸や大リーガーのプライドを考慮すれば、契約解除も致し方ないのだが、
彼のファンだった私としては、今年の外国人野手3名が、全然役に立っていないのがムカつく。
彼ら3人を合わせた打撃成績は、打率.195、本塁打6、打点26で、合計年俸は推定2億5千万円。
合意するかは不明だが、そのお金でジョーンズと再契約した方が、よっぽどマシであった。
また、セットアッパーのヒギンズは、ダメだったのは日本シリーズだけなので、解雇はもったいない。
最近ようやく、ジェイコブ・ワゲスパックが代役になってくれたが。

3で挙げた3名は、宮城は今年も先発ローテーションを守り、11勝7敗の防御率2.97とまずまず。
平野も、年齢的に上積みはないかと軽視したが、こちらも2勝2敗の8ホールド28セーブ、防御率1.43と活躍。
投手ふたりは、私の見る目がなかったようだが、杉本は打率.233、本塁打15で、昨年の.301、32本からダウン。
なにより好不調が激しく、最近は三振の山を築き、ベンチでの表情も冴えず、今年2度目の二軍落ち。
「ラオウ」を名乗っている割には、身体のデカさに反し神経が細かい気がする。もっと図太くなれ!

4は、最初の方で「昨年のVはまぐれ」と書いたが、運に恵まれた感は否めない。
同様に、中島監督の選手起用や采配も、「たまたまうまくいった」可能性はないか?
前任の監督があまりにもダメすぎたため、いつの間にか名将・知将扱いされているけど、
昨年の日本シリーズ第6戦、代打ジョーンズの無駄遣い(敬遠濃厚な場面で起用)など、たまにミスもやらかしている。
一昨日のロッテ戦も、山﨑福也を交代させた途端、次の投手が本塁打を浴びて、山ちゃんの勝ち星を一瞬で消したし。
それでも、敗因を選手に押しつけず、「私の指導不足」と責任をかぶるのには好感が持てるけどね。

5は、ある程度の昇給は当然だろうけど、さすがに大盤振る舞いしすぎでしょ。
「こんなにもらえるとは…よし、来年はもっと頑張ろう」という選手ばかりだといいが、
「こんなにもらえるとは…よし、たっぷり遊んでやろう」となる選手もいるはず。
オリックスの場合、そのような若手をたしなめる、野手のベテランが不在なのも心配。
杉本が5倍増の7000万円、宗佑磨が3倍増の5700万円。ふたりとも、昨年が実質初レギュラーだったのに昇給率が高い。
あと、エースの山本由伸が1億5000万円→3億7000万円、主砲の吉田正尚は2億8000万→4億円。
ふたりとも実績はあるし、オリックスには絶対必要な選手だが、いくらなんでももらいすぎだ!
私が野球ファンになった頃、5年連続で3割(ほぼ)、40本打っていた、広島の山本浩二でさえ6千万円くらいだったはず。
物価が違うとはいえ、ミスター赤ヘルの6倍以上という、吉田のコスパには不満があったが、
ここ最近妙に打ちまくっているので、「さすがは吉田!」と手のひら返しで絶賛している自分が情けない。
 (C)ベースボール・マガジン社
※吉田正尚、アンタはエライ!

上記の不安を解消(?)し、首位とゲーム差なしの2位に健闘しているオリックス。
やはり、今月17日からの対ソフトバンク3連戦・3連勝は大きかった。
まあ3試合目は、9回裏に吉田を敬遠しなかった、ソフトバンクのミスだけどね。
この3連勝に、意外な立役者がいるのをご存知だろうか。その人物とは、スタン・ハンセンである。
初日の試合前、なぜかオリックスのユニフォームを着用し、始球式に登場したハンセン。
 (C)日刊スポーツ、下記画像も

背番号は、2019年のディナーショーの金額と同様、ハンセン=8000だ。
投球を終えたあとは、お約束のテキサスロングホーンのポーズ&「ウィー」の雄たけび。


近年、実は「ウィー」ではなく「ユース(youth)」と叫んでいることが明らかになったが、
オリックスの若手選手に対し、「若い力を爆発させろ!」という激励になったはずだ(←強引)。
ちなみに、当日夜のバファローズポンタのツイッターでも、しっかりネタになっていた。


なお、ハンセンは息子がマリナーズの元選手で、自身も元阪神のランディー・バースと親交があるなど、野球とは縁がある。
勝手なイメージだけど、ハンセン&バース組って、メチャクチャ強そうだな。

昨年、ロッテにマジック9が点灯したときは、残り試合数はロッテが10でオリックスが7。
現在、ソフトバンクが残り9試合でマジック8(実際は7.5)。オリックスは残り5試合。
数字的には昨年より有利だが、相手は常勝チーム・ソフトバンク。当然、油断はできない。
オリックスは、今日22日のロッテ戦は、山岡泰輔の先発が予告されている。
残り4試合は、エース山本が2回先発し、あとは宮城と田嶋大樹かな。
個人的に、どこかで起用してほしいのが、さっきチラッと名前を出した山﨑福也。
名前から「サチヤ」と呼ぶファンが多いようだが、私は高校時代の愛称「山ちゃん」を、今も使用している。
今年は、ある程度試合を作るのに勝ち星に恵まれず、現在5勝8敗の2ホールドで防御率は3.45。
20日のロッテ戦は、7回表の時点で75球しか投げていなかったので、交代は早かったと思うけどねえ。

先日、今シーズンでの引退を表明した、コーチ兼任投手の能見篤史が記者会見で、
「山﨑福也はまだまだできる。見ていてもったいない。彼の能力を発揮させてあげられなかったのは心残り」
という内容のコメントを残した。そうか、彼の潜在能力は、あんなモンじゃないのか。
能見コーチの期待に応えるためにも、どんな場面でもいいから、山ちゃんを使ってほしい。代打でもいい(笑)。
 (C)ベースボール・マガジン社

日大三高時代は、春の甲子園で最多安打数の記録も作っているし、オリックスのへっぽこ代打陣よりはマシではないか。
第二先発でもリリーフでも、登板機会を与えられたら、三高魂で頑張れ山﨑。
そして、ここまで来たら連覇を目指し、頑張れオリックス・バファローズ!

追記 山ちゃんは22日に登録抹消…最終戦の10月2日、楽天戦の出番はあるか!?
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