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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

オリックスは3年連続で頑張った。

2023年10月24日 | プロ野球
いよいよ今週28日から、プロ野球の日本シリーズが始まる。
セ・リーグは阪神タイガース、パ・リーグはオリックス・バファローズと、リーグ優勝したチーム同士の対決となった。
上記のチーム表記、ともにチームカラーの黄色と紺色にしてみたけど、ちょっと見づらいね(特に黄色)。

私がひいきにしているオリックスは、今年でペナントレース3連覇。しかも今年は、2位に15.5ゲーム差の独走V。
数年前まで、ほぼ毎年Bクラスでくすぶっていたのが、信じられない変貌ぶりだ。
ファンになった当初のオリックスなんて、カブレラ、ローズ、ラロッカら外国人の強打者、
言い換えればDH候補ばかりを集めたアンバランスなチームであり、優勝には恵まれなかったが、
打撃重視でバカバカ打ちまくる、バカチーム(←ホメ言葉)が好きな私にとっては、面白い野球をしていた。
強くなったことは喜ぶべきなのだろうが、近年のオリックスは、当時と正反対のチームになり、少々残念である。

昨年10月の日本シリーズ第6戦の前日、オリックスについて語ったのだが、
最後は「この項つづく」と記しておきながら、今まで放置していた理由は、チームの戦い方に不満があったからである。

前日の第5戦は、吉田正尚がサヨナラ2ランを放ち、2勝2敗1分のタイに持ち込んだ。
試合後のバファローズポンタ(Twitter)も、いつも以上に気合が入っていた。


迎えた第6戦は、日大三出身の山ちゃんこと山﨑福也が先発し、5回を被安打1の無失点に抑えていた。
下記画像は、自宅のTV画面に映っている山ちゃんを撮影したもの。彼の打席は、投球以上に注目している。


ところが、6回表にオリックスが1点を先制すると、その裏には早くも投手交代。
確かに、味方が点を取った直後の回で、山ちゃんが失点するのは何度も見ているが(笑)、
この日は調子が良く、球数も少なかっただけに、引っ込めるのが早すぎると感じた。
その後は、4人の投手が1イニングずつ登板する、オリックスの必勝パターンで、3-0と勝利。
中継ぎ陣の層が厚い、オリックス得意の継投策だったが、打線爆発・先発完投という単純明快な野球が好きな私は、
試合時間が長くなる原因でもある、チマチマと細かい継投が大嫌いである。
もちろん、チームが最優先するのは勝利であり、私の不満なんて知ったこっちゃないだろうが、
先述した、私が望んでいた「とにかく打ちまくるバカチーム」との乖離が大きく、日本一に王手をかけたとはいえ、
オレの好きだったオリックスは、どこへ行ってしまったのだ…と、妙に冷めてしまった。

翌日の第7戦は、勝てば日本一が決定する試合にもかかわらず、行きつけのお店へ飲みに行ってしまった。
とはいえ、店で隣り合った客から、試合経過を聞かされ、オリックス優勢のまま終盤に入ったところで、
さすがに「その瞬間」だけは見届けようと思い、あわてて帰宅。
オリックスはこの日も5人の継投。おかげで試合時間が長引いたため、観戦に間に合った(苦笑)。
最終回は、今年唯一の生観戦となった、8月の西武ライオンズ戦に先発した、ジェイコブ・ワゲスパックが締め、
オリックス・ブルーウェーブ時代以来26年ぶり、
バファローズになってからは初の日本一に輝いた!



優勝直後の瞬間を捉えようと、自宅TVの画面を撮影するも…いつものように失敗。


最終戦以外はほぼ観戦したが、ヤクルトスワローズも全力を尽くしたし、いい日本シリーズだったと思う。
地上波でも中継され、普段は野球に興味のない人にも、楽しんでもらえたと信じているが、
中にはやはり、「サッカーなどと違い、妙に中断が多い」とか「試合時間が長くてダレる」と感じた方もいただろう。
それは多分、ピッチャー交代の多さと投球練習など間合いの長さ、つまり継投策のせいだ。

なにはともあれ日本一になったし、他のチームに鞍替えしようか…とも思った23年シーズンだが、
同じリーグのソフトバンクホークスが、バカみたいな大金をかけて補強をしやがったので、
わかりやすい敵が生じたことで、今年も引き続き、オリックスを応援することに決めた。

シーズンが開幕し、5月下旬の時点で3位につけていたオリックスは、着実に白星を挙げていく一方、
優勝候補筆頭のソフトバンクは、7月に怒涛の12連敗を喫し急降下。特に最後に負けたロッテ戦、
9回二死から、今年無敗だった守護神ロベルト・オスナが、角中勝也にサヨナラ2ランを打たれたのは相当キツかったね。

オリックスは、8月下旬には早々とマジックが点灯。Vを確信した私はそれ以降、
昨年のように試合中継を生観戦することは減り、ネットニュースを見て「あ、また勝ったのね」と確認するだけ。
我ながら実に生意気なファンだが、さすがにマジック1で迎えた、9月20日のロッテマリーンズ戦は、
試合開始1時間前からTVの前に陣取り、祝杯代わりの缶ビールを飲み干しながら、優勝の瞬間を待つ。
ところが、オリックス先発・山﨑の調子がイマイチで、5回途中2失点でKO。ナニやってんだ山ちゃん!
打線も冴えず、0-2と劣勢のまま終盤へ。試合前から飲みすぎたのか、だいぶ酔ってきたので、
今日はもう寝てしまおう…と、TVを消してフテ寝したのが7回表終了時。
結果はご存知のとおり、その裏、オリックス打線が突如目覚め、一挙6点を奪う。
オレが寝た途端に逆転しやがって! と腹が立ったが、とりあえず6-2で勝利。
その結果、オリックス、パ・リーグ3連覇を達成!

※産経新聞号外記事のスクショ

バファローズポンタのTwitter改めXも、3年連続ということで、ずいぶんとパワフルだった。


優勝できた理由のひとつとして、私が危惧していた、吉田正尚の穴を埋められたことが挙げられる。
FAで来てくれた森友哉、そして頓宮裕真の成長=首位打者獲得は大きかった。
森に至っては捕手としても、FAで退団した伏見寅威の代わりを務めてくれた。
MVPは、今年も投手四冠の山本由伸だろうが、私はあえて、森を推したい。
さっきも書いたが、よくぞオリックスなんかに「来てくれた」よ。
5年前、FA宣言した浅村栄斗には、オリックスだけ交渉する前から断られたし(怒)。
未確認情報だが、高校時代の清宮幸太郎も、オリックスには指名しないよう通告したとの噂も。だから早実は嫌いなんだ。

打撃陣は、上記2名以外はさほど進歩はなかったかも。開幕直後は、育成出身の茶野篤政が頑張っていたけれど。
ただ、昨年全滅だった外国人打者が、今年はマーウィン・ゴンザレスとレアンドロ・セデーニョがそこそこ活躍。
今期の成績は、ふたり合わせて打率.227、本塁打21、打点72。打率以外は及第点だ。
ゴンザレスは、内野はどこでも守れて、しかもスイッチヒッターという万能選手。
セデーニョは、森が負傷離脱した7月に主軸をこなしてくれ、彼のホームランで勝った試合が、いくつかあった。
若いセデーニョの来季残留は内定しているようだが、ゴンザレスも必要だと思うよ。

投手陣は、先発、中継ぎ、リリーフと今年も盤石。継投策はイヤだが、安定感は認めざるを得ない。
先発は、さっき触れた山本の16勝を筆頭に、山﨑11勝、宮城大弥10勝とふたケタ勝利が3人。山ちゃんの11勝は図々しいね。
他にも、今年1軍デビューの山下舜平大が9勝、昨年支配下登録された、東晃平が6勝で負けなし。
上記5人以外にも、田嶋大樹や新人の曽谷龍平もいる。来年は全員、もっと完投を増やしてほしい。
というか、来年も全員、オリックスにいてほしいのだが…。
山本の大リーグ挑戦は既定路線のようだが、FA移籍が噂される山ちゃんも気になるよ。
気になるといえば、シーズン終盤には山下と頓宮が負傷で離脱し、山下はCSファイナルでも出番がなかった。
そのCSでも、紅林弘太郎と杉本裕太郎が故障発生との噂。あのふたりがいないのは困るなあ。
それでも、オリックスはCSファイナルを突破し、3年連続日本シリーズ進出決定!


ペナントレース終盤も、CSファイナルも、どうせ勝つと思っていたので、あまり注目していなかったが、
日本シリーズは、相手が阪神なだけに、「あんなチームに負けるな!」と気合が入っている。
山ちゃんの早い降板も、かったるい継投策にも文句はつけないので、とにかく今年は勝ってほしい。

私も昔は阪神ファンであり、現在の選手も別に嫌いではない。佐藤輝明なんか、もっと育ってほしいし。
あんなチームと罵った理由は、民度の低い一部ファンと、岡田彰布監督が大嫌いだからである。
以前どこかで記したが、オリックスの暗黒時代が長引いたのは、岡田監督にも責任がある。
どこかのスポーツ紙が、「オリックスの監督時代、紙切れ1枚でクビにされた」という岡田の自著にあった内容を紹介し、
「非礼を働いたオリックスに対し、岡田監督は復讐に燃えている」と、彼を後押しする記事を掲載した。
オリックスの辞任の伝え方も、ひどいかもしれないが、岡田采配は、それに輪をかけてひどかったのだ。
他人に厳しく自身に甘い言動や振る舞いで、チームを崩壊させたことを棚に上げ、よくもまあ被害者ヅラしやがってよ。
以降で、【岡田オリックスはいかにダメだったか】を、長々と綴るつもりだったが、
このあとの日本シリーズで、万が一阪神に惨敗したらみっともないので(笑)、今回はやめておく。※別の機会に改めて

オリックスファンではあるが、いち野球ファンでもある私としては、
昨年や一昨年と同様、両チームが死力を尽くす、素晴らしい日本シリーズを見たいものである。
オリックスも阪神も、どちらも精一杯頑張ってほしい。ただ、岡田監督の笑顔は見たくねえなあ。
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