明るく正しく強いブログ

朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

新宿御苑前でうどんを食す

2024年03月24日 | そば、うどん
「新.東京うどん」のお店『切麦や 甚六』の回で、「このエリアは、なぜかうどんの名店が多く」と記した、新宿御苑前。

※甚六の「ぶっかけうどん」

「他のお店については、また改めて」と書いておきながら、9ヶ月たってしまったが、今回ようやく、他のうどん店も紹介させていただく。

まずは、甚六で友人と飲んだあと、二軒目として立ち寄った『功刀屋』。


本店は旗の台にあり、最初は釜玉うどん専門店だったが、モチモチとした歯触りの「餅うどん」を掲げたお店に変更。
店頭には、餅つき用の臼が置いてあり、 ※実際には使用していないと思われる


商品名も牛肉うどん、カレーうどんではなく、「牛肉餅」、「カレー餅」と呼ぶ徹底ぶり。


こちらがメニュー表。1年以上前に撮影したものなので、現在とは一部商品や価格が異なる。


前の店で結構飲み食いしたので、酒や天ぷらなどは注文せず、私はかけタイプの「豚肉餅」、


友人は冷やしタイプの「豚肉ぶっかけ餅」を選択。


出汁は黄金色の西日本風。ちなみに店主は、神保町の超人気店『丸香』の出身らしい。
うどんは、表面は確かにモチモチだが、ちゃんとコシもある。よく考えれば、餅もコシというか弾力があるからね。


最近は、丼を臼型に変更し、営業時間も10~16時までになった模様。
だいぶご無沙汰しているが、次回は空腹の状態で、こちらのうどん…ではなく餅を味わいたいと思う。

甚六、功刀屋でうどんを食べたのに、この日はさらに、3軒目の『萬田次郎』へ。


福岡の人気店『萬田うどん』の東京支店にあたるらしいが、こちらのお店も人気があり、店頭には行列ができていた。
ただし、何組かの客が退店したので、すぐに入れそうだ、と待っていたが、いつまでたっても列が進まない。
結局、先客数組が帰ってから数分後に、ようやく我々も入店できた。
私はもう満腹だったので、うどんは断念し、酒だけ飲むことに。ツマミとして「牛肉しぐれ煮」450円を少し食べた。


友人はぶっかけうどんの「梅おろし」750円をオーダー。


写真ではわかりづらいが、萬田うどんの特徴は、歯応えのある「透き通った麺」らしい。
店員さんは3人いて、接客担当ふたりの応対は良かったが、やはり退店客の後片付けが遅い。
ひょっとして、店頭に行列を作るため、わざと遅らせている…? さすがにそれは考えすぎか。
現在はさらに行列が長くなり、開店数時間前から、店外のQRコードで受付をする「整理券システム」を採用しているとか。
功刀屋と同様、空腹時に再訪問したかったのだが、整理券はメンドーだなあ。

3軒目は、神宮球場の帰りにひとりで訪問した、『全粒粉生うどん 手練れ』。


3種の小麦粉を使用した、全粒粉生うどんで作る創作メニューが特徴のようで、
つけうどん、油うどん、ざるうどんの3種が主要メニューで、その他に追加トッピングがある。


つけうどんと油うどんは、ラーメン店みたいで面白い。私は「温玉つけうどん」890円を選択した。

店頭で食券を購入するも、店員さんから「いらっしゃいませ」の声もかからず放置される。
しばらくすると、あまり元気のない店員さんがやってきて、無言で食券を受け取り去っていく。
着席すると、開店直後なのにテーブルがベタベタする(たぶん、前日のまま)。コロナ後は、客が退席するたびに殺菌・消毒する店もあるのに。
天井を見上げれば、蜘蛛の糸のようなものが見えるし、清掃はだいぶ手を抜いているようだ。
接客も衛生もアカン、今どき珍しい店だなあ…嘆いていたところに、温玉つけうどんの一式が登場。


うどんの上には、ネギ、メンマ、海苔、追加の温玉に、韓国風に味付けされた鶏肉と、レモンも添えてある。


醤油ベースのつけダレには、豚肉とネギ、さらに背油の粒も入っている。


さらに、少量ではあるが麦飯も付いてくる。W炭水化物歓迎の私には、嬉しいサービスだよ。


先ほど載せた食べ方マニュアル「手慣れた食べ方」の推奨に従い、まずは麺だけ数本食べてみたところ、
薄茶色いうどんは、歯応え・旨味ともに上々。力強い麺なので、濃厚タレに浸しても負けない。


私のように、ラーメン店の濃厚つけ麺が好きな方なら、絶対喜ぶテイストのはず。
途中でレモンを絞って酸味を加え、うどんも具材も、余すことなく食べ切った。
麦飯には、最初は具材の豚肉と温玉を加えて食べ、


最後はつけダレをぶっかけて、レンゲで一気にたいらげた。


近年は、かん水を使わず、うどんのような太い中華麺を用いるラーメン店もあるが、
こちらのお店では、ラーメン店のようなメニューを、うどんで提供している。
私は食べたことないが、「爆盛りチャーシュー油うどん」という、チャーシューメンを意識した“映え商品”もあった。

※現在は見られない、お店HPより拝借

富士見台にある吉田のうどんのお店『力丸』には、「肉汁背油うどん」というメニューがあるし、
今後も、うどんとラーメンのハイブリッド商品が、生まれてきそうな予感がある。
ただ、こちらのお店手練れは、再訪時はラストオーダー10分前(閉店1時間10分前)なのに、入店を断られるなど、
相変わらずの客対応に不満を抱いていたところ、気付けば閉店していた。残念!
うどんの味自体は悪くなかったので、優秀な人材を確保していれば、現在も営業は続いていたかもしれない。

以上、新宿御苑前のうどんを3軒紹介してきたが、最後の手練れは既にないので、もう1軒追加する。
手練れのすぐ隣には『丸亀製麺』があるが、私が訪問したのは、ちょっと歩いた場所にある『そば処 更科』。


こちらはお蕎麦屋さんだが、うどんも用意しており、しかもラーメンとカレーもウマい、と評判のお店である。
「カレーライス」は650円で、350円の「ミニカレー」は、「もり」や「ラーメン」とのセットもある。
私は「たぬき・ミニカレー」のBセット1100円をうどんでオーダー。「たぬき」は800円なので、セットだと50円お得。
しばらくすると、たぬきうどん、ミニカレー、薬味ネギのセットが登場。


たぬきうどんは、真っ黒いツユに柔らかめのうどんが入る、いかにも関東風の味わい。今回はうどんがテーマなので、カレーのアップは省略。


具材は揚げ玉、縦切りされたネギ、青菜とシンプル。濃い口のスープには、七味が合う。
揚げ玉は、もっとパリっとした食感の方が好みだが、ツユを吸って柔らかくなったのも、嫌いではない。


いわゆる「蕎麦屋のカレー」とは一線を画す、ちょっと手間をかけている(と思われる)カレーライスにも、
お行儀悪くうどんを乗せ、カレーうどんにしたりして、最後まで美味しく味わった。


今回はうどんを食べたが、近いうちに再訪し、人気のラーメンやお店自慢のおそばも食べてみたい。

私の地元立川には、非チェーンのうどん専門店はほとんどないのに、
新旧合わせて、うどんの名店が4軒もある、新宿御苑前エリアはうらやましい限り。
今年の夏も、母校野球部を応援するため、神宮球場に足を運ぶ予定なので、帰りにはまた、この界隈で食事をしたいものである。
金欠の私は無論、タクシーなど利用せず徒歩で向かうので、どうか猛暑はカンベンしてほしい(笑)。
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