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プロ野球はオリックスのファン

2021年10月03日 | プロ野球
高校野球ほどではないが、プロ野球も大好きで、ひいきチームの試合結果に一喜一憂する私。
アンチ巨人からスタートし、最初は中日、その後阪神に鞍替えしてからは20年以上虎党だったが、
水道橋の飲食店で、東京ドームの試合観戦後の阪神ファンとたびたび遭遇し、
あまりの態度の悪さにウンザリし、一緒にされるのがイヤになり、応援をやめたのが2007年。
翌シーズンからはオリックス・バファローズを応援するようになり、現在に至る。

通を称する野球ファンは、1-0などの投手戦を好むそうだが、私は10-9などの乱打戦が大好き。
ついでにいえば、守りはともかく、打線が強力なチームに心惹かれる。
1985年の阪神とか、小倉監督の日大三高とか。
私がファンの頃の中日も、今とは違い守りを軽視した(?)、打撃優先のチームであった。あの宇野勝がショートだし(笑)。
近年のオリックスは、山本由伸や金子千尋(現:弌大)など、好投手を軸にした守りのチームという印象が強いが、
私がファンになろうと決意した2008年シーズン前には、西武からアレックス・カブレラを獲得。


シーズン55ホーマーに本塁打王など、数々の実績があるカブレラが入団したことで、
オリックスは強打のチーム…いや、近年まれにみるバカチームになる! と確信した私は、
さっそく周囲に「来年はオリックスに注目だ!」と吹聴し、ファンになることを宣言。
バカチームと失礼な表現をした理由は、すでにオリックスには、同じく年間55本塁打の記録があるタフィ・ローズに、
主砲候補のグレッグ・ラロッカに清原和博、さらに北川博敏もいるのに、濱中治、 古木克明も新たに獲得。
共通するのは、全員が他球団から移籍してきた、指名打者タイプの選手ということ。
この数年前に、巨人が各チームの四番打者をかき集めてヒンシュクを買っていたが、
オリックスの場合、他チームをお払い箱になった、旬の過ぎた四番及びスラッガーばかりを獲得しているのがマヌケ。
こんなDHばかり揃えて、打つチームが好きな私はいいけど、守りはどうするんだ!?
編成担当か首脳陣か、どちらかがバカチームを作ろうとしているとしか思えなかった。

オリックスのファンになった理由はもうひとつ、当時日大三OBで唯一の現役選手だった、近藤一樹投手が在籍していたこと。


この年の彼は、先発ローテーションの一員として10勝7敗と、初のふたケタ勝利を記録。
その後の近藤は、山籠もりをしていたら、童顔のため家出少年と間違えられ職質を受けたり(笑)、
ケガの影響で支配下登録を解除されたりといった苦難の果てに、2016年にヤクルトへ移籍。
最優秀中継ぎのタイトルを獲得するなどの活躍を見せたが、2020年に戦力外に。
38歳になった現在は四国リーグで、選手兼コーチとして頑張っている。
2001年夏、我が母校に深紅の優勝旗をもたらしたエースには、納得するまで現役を続けてほしい。

そういえば、ここまでカブレラと近藤の画像を掲載してきたけど、
これらは、ベースボール・マガジン社の「週刊ベースボール オンライン」より拝借、以下も同。
怒られたらすぐ削除するけど、私は昔、提供元が出版していた「週刊プロレス」の購読者だったので、どうか見逃してほしい。

話題をオリックスに戻そう。2008年のシーズン、「ビッグボーイズ打線」と名付けられた攻撃陣は、
案の定、例の指名打者候補たちはスタメンで起用できず、開幕からチームは低迷。
5月には監督のテリー・コリンズが、「情熱をなくした」と途中退団。
借金7でパ・リーグ5位のチームを引き継いだのは、大石大二郎ヘッド兼内野守備走塁コーチ。
現役時代、俊足好打タイプだった彼は、指名打者だらけのバカチームの監督なんて、引き受けたくなかったはず。
それでも大石監督代行は、打つだけの選手と守りもできる選手の双方をうまく使い、チームの立て直しに成功。
先述した近藤や金子の他、小松聖に加藤大輔など若手投手陣が奮闘し、順位も徐々にアップ。
打線の軸である、ローズやカブレラが打棒を振るった反面、スクイズで奪った1点を守り切り、勝ったこともあった。
その試合、三塁走者がカブレラだったのだから価値はある。
よくサインを出したなあ。というかカブレラも、よくサインを見逃さず、ダッシュしたよ(笑)。
追記 調べたところ、当該試合は8月27日のソフトバンク戦。9回表、小瀬浩之がスクイズを決めた。
とにかく、大石監督の采配は悪くなく、最終的にオリックスは、首位西武と2.5差の2位で終了。
シーズン最終戦では近藤が先発し、10勝目を記録。このゲームは、清原の引退試合でもあった。

クライマックスシリーズ1stステージは、3位の日本ハムに連敗し、早々と敗退。
第1戦の先発、相手のダルビッシュ有に対し近藤を起用したため、「捨て試合では?」との噂も立った。
ビッグボーイズ打線は本領発揮とはならなかったが、前年最下位からの2位は大健闘のはず。
私自身は、「やっぱりオレがファンになったからだな」と、得意になっていたものである。

翌年は楽天からホセ・フェルナンデスが加入。ローズは一軍登録日数により日本人扱いだったため、
開幕戦は1番ラロッカ、3番カブレラ、4番ローズ、5番フェルナンデスと外国人4名がスタメン。1番ラロッカって(笑)。
だが、この4名が全員、ケガで途中離脱したため、チームの調子も上がらず、最下位に逆戻り。
代行から監督に格上げされた大石は、前年2位浮上の実績を無視され、クビになってしまった。もったいない!
翌年は、阪神の監督時代に優勝経験がある、岡田彰布が新監督に就任も、良績は残せず。
現役時代の岡田は好きだったが、近年のオリックスの低迷は、彼に責任があると考えている。
私が知る限り、同じ指摘をした評論家はいないし、同意してくれる方も少ないだろうが、
「岡田・A級戦犯説」は、また別の機会に、改めて語らせていただく。

その後、2014年には森脇浩司監督の下、突如優勝戦線に加わり、一時は2位ながら優勝マジックが点灯。
首位はソフトバンクだったが、その後は両チームとも敗戦を重ねる、珍しい優勝争いを展開(笑)。
結果、最後の直接対決で勝ったソフトバンクが優勝。オリックスはゲーム差なしの2位に終わった。
この頃は、明らかに投高打低で、私好みのチームではなくなっていたが、引き続き応援。
直接対決の敗戦後は、ショックで失神しそうになるほど、完全にオリックスのファンになっていた。
ちなみにクライマックスシリーズは、またしても1stステージで敗退。
以後は、優勝争いに絡むことなく、監督もしょっちゅう交代しながら、迎えたのが今シーズン。

昨年最下位だったのに、米国から平野佳寿が帰ってきた程度と、ロクに補強をしていなかったので、
私の順位予想は、日本ハムを上回る5位。うまくいっても、ロッテを抜いて4位くらいかなあ、と思っていたのだが、
まさかロッテとオリックスが、10月時点で首位を争っているとは!
今年好調の理由として、中嶋聡監督の好采配がよく挙げられるが(前監督がヒドすぎた、という説も)、
やはりエース山本の安定ぶりと、ラオウこと杉本裕太郎の覚醒、そして2年目宮城大弥の躍進は見逃せない。


昨年は1勝1敗だったが、今年は現時点で12勝3敗と、ひとりで9個の貯金を作っている。
既出した、2008年シーズンに15勝3敗で新人王を獲得するも、翌年は1勝9敗だった小松とダブるのだが…
どうか宮城には、来年以降もコンスタントに白星を稼いでくれることを祈る。

昨日の10月2日は、山本がソフトバンクを2安打完封。2位ロッテが敗れたため、1.5ゲーム差となった。
残り試合はロッテの方が4試合多いし、今日は主軸の吉田正尚が、右手に死球を受け途中交代。
楽観視はできないが、どうかこのまま、首位争いを続けてくれないものか。
私が残り試合でもっとも期待しているのが、身内の不幸で帰国していたアダム・ジョーンズ。


「給料泥棒」だのと批判するバカも多いが、年俸を払うのはお前じゃないんだから黙ってろ。
実際、ここまでの成績は評判倒れかもしれないけど、打席に立ったときに感じる凄味や、
バットに当たった際の打球の迫力は唯一無二。当たれば、だけどね(苦笑)。
打率は2割3分台だが、代打での打率は4割を超えるとか。四球もよく選んでいるし、成功率は高いはず。
死球の影響で、吉田が残り試合休むことになった場合は、ジョーンズの力が絶対に必要になる。
勝負処の今こそ、メジャーリーガーの貫禄を示してもらいたいよ。

ここまでオリックス愛(?)をダラダラと綴ってきたが、これで私が、優勝しそうになったら急にファンを名乗りだす、
にわかファンではないことを、わかっていただけたであろうか。
ちなみに当ブログでも、3年前のこの記事で、オリックスファンであることは明かしている。
とにかく、今年は久々の優勝のチャンス。残り16試合は、高校野球のトーナメントのように、
一戦必勝で戦い抜き、優勝のゴールを手繰り寄せてほしいね。

※バファローズポンタのツイッターより
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