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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

ドカ盛りの弁当・軽食・喫茶店 後楽園『柏や』

2020年12月01日 | 定食、食堂
本日2020年の12月1日、漫画家の水島新司さんが、突然引退を表明。理由などは現時点では不明。
「ドカベン」「あぶさん」「野球狂の詩」など、傑作野球漫画を多数送り出した水島先生。
個人的には、「タッチ」のあだち充に対し“野球は恋愛の小道具ではない”と苦言を呈したのが印象的。

さてここからは、水島先生の作品について語るのではなく、今回のブログタイトルを見てのとおり、
後楽園の『柏や』さんというお店を紹介。無論、後楽園は最寄りの駅であり、球場とは無関係である。
以前明かしたように、昨年まで、飯田橋界隈で日雇い労働に励んでいた私は、こちらのお店を何度か利用していた。
店頭のファザードには「仕出し弁当 軽食喫茶」と記されており、弁当の配送や販売も実施しているが、
店内にも客席があり、軽食・喫茶を楽しめるようになっている。ただ、現在の喫茶メニューは「コーヒー」「紅茶」だけ。
軽食はカレー、スパゲティ、定食と揃っているが、全然軽い食事ではなく、むしろ大盛り

料金は、「カレーライス」580円、「ナポリタン」630円、各種定食は630円~と、量の割にはごく普通の価格。
いかにも、腹ペコ学生が喜びそうだが、お店周辺には小学校くらいしかないため、
主な利用客は、ガテン系や近隣の会社員などおっさんばかり。無論、女性客は滅多に店内飲食をしない

私が初訪問時に注文したのが、この「豚肉生姜焼き定食」700円。


値段の割には、ご飯は茶碗ではなく丼に、こんもりと盛られていて、


生姜焼きも、『松屋』の同メニューの推定3倍以上。どうかしているレベルの多さである。


お肉だけでなくたっぷりの玉ねぎ、画像ではわかりづらいが千切キャベツも付いており、野菜多めでヘルシー…かな?
味付けは当然濃いめだが、甘さとしょっぱさのバランスがちょうどいい。玉ねぎのシャキシャキ感にも好感。
キャベツに添えられたマヨネーズを混ぜてもウマいし、素晴らしい生姜焼きだったので、一発で気に入った。
とにかくオカズが多く、しかもメシが進む味つけだったので、大盛りだったはずのご飯が、途中でなくなる始末。
その後も、豚肉生姜焼き定食は何度か注文したが、ご飯が足りるように食べ終えるのは、なかなか困難であった。

ここまで読んで、「なるほど。ドカ盛りの店で、弁当も売ってる。水島新司→ドカベン→ドカ弁かよ…」
と推理した方、残念ながら不正解である。タイトルの「ドカ盛り」は引っかけワードだ。
こちらの生姜焼き定食は、弁当だと確か500円程度、カレーも弁当だと400円になる。
店内の食事より安い分、ご飯やオカズの量も、一般のお弁当屋さんと同規模になるので、「ドカ弁」とはいえないのである。
水島先生と柏やさんとの深い関係については、あとで触れるとして(予告:たいして深くないです)
ここからは、私が食べてきたメニューの一部を、紹介していこう。 

まずはカレーメニューから、大好物の「カツカレー」680円。並でもじゅうぶん大盛レベル。


奥のコップとの比較で、全体量の多さがわかっていただければ幸いである。


ちなみに、アジフライカレーは700円で、唐揚げカレーは730円。カツカレーの方が安いのは珍しいよね。
カツもカレーソースも、どこかで食べた記憶がある、いわゆる「食堂のカツカレー」で、嫌いな人はいないと思われる。
私も当然、ガツガツ、もぐもぐ、ゴクンと(←飲むなよ)一気に食べ切った。

ご飯は+80円、麺類は+130円で大盛にできる。ある日、「ナポリタン」630円+「大」130円を注文したところ、
おばちゃん店員がいかにも重たそうに、楕円形の巨大銀皿が乗ったお盆を運んできたため、少々ビビった。


こちらは上からのアングル。この銀皿、パーティーとかで使うサイズでは?

※比較のため、粉チーズを横にしてみた

760円とは思えぬ量だが、とにかく食べるしかない。
味の方は、柔らかめの麺をケチャップで炒め、ハム、玉ねぎ、ピーマン、ナスが絡む、家庭的なナポリタン。
このナポリタンもそうだが、こちらの料理はどれも、甘すぎず、辛すぎず、しょっぱすぎず、かといって薄すぎず。
すべてが突出していない、絶妙な塩梅なのである。おかしいのは量だけだ(笑)。
途中で、卓上の粉チーズや七味(意外と合う)で味を変化させ、残さず食べ切りごちそうさま。
ただし、腹八分どころか十二分になったため、午後の労働は激しい睡魔と戦うハメになってしまった。
この日以降、大盛は避けているのだが、画像の「ミートソース」630円は、並でも結構な量。


「鳥カラ揚」90円と「目玉焼き」80円も追加したのだが、これでも合計800円。


ナポリタン同様、ミートソースも万人受けしそうな、クセのない味わいであった。
トッピングの唐揚げを、もっと食べてみたかったので、その次に行ったときは「鳥から揚定食」700円を選択。


単品は「カラ揚」とカタカナなのに、定食だとひらがなになるようだ。
メインの唐揚げ5個に、キャベツ、具なしナポリタン。


このお店にしては珍しく、常識的な量だ。まあ、生姜焼きのようにドカ盛りで提供されても困るけど。
そういえば、今まで書いてこなかったけど、柏やさんはご飯がおいしい
毎回、ふっくらツヤツヤとした炊き具合。さすがは仕出し弁当屋さんである。

実は私、コロナや仕事の影響もあり、こちらのお店にはもう、1年以上ご無沙汰している。
なので、価格やメニューなどが変わっている可能性もあるが、そこはご了承いただきたい。
当時、午後の日雇い労働に響くと遠慮していた、「特大」メニュー(ライスは+150円、メンは+250円)も、
今なら挑戦できるではないか。まあ、その後の仕事はともかく、最近胃が小さくなっているので完食は無理そうだが。
繁忙時を過ぎた13時台に訪れ、ドカ盛りランチを食べ終え、漫画を読みながらゆっくりするのが常だった。
そう、ここ柏やさんには、備えつけの漫画、それも雑誌ではなく単行本が置いてあったのである。
私が愛読していたのが、水島新司著・「大甲子園」であった。予告したとおり、たいした関係がなくてスマン。
 ※「amazon」のサイトより拝借

先生の高校野球漫画に登場する主要キャラが、甲子園に集結した画期的な作品であるが、
実は私、結末を知らないし、知ろうともしていない。その理由は、柏やさんで続きを読むつもりなので。
柏やさん、心もお腹も存分に満たされるランチを、いつもありがとうございます。
そのうちまた、ごちそうになりに行きますので、どうかよろしくお願いします。
そして水島新司先生、野球と漫画を愛し続けた、63年間にわたる現役生活、ご苦労様でした



柏や 
東京都文京区春日2-4-4
地下鉄後楽園駅からは歩いたことないけど、推定約10分、JRほか飯田橋駅から徒歩約14分
営業時間 11時半~14時過ぎくらいまで
定休日 土日祝日、年末年始
※営業時間や価格などの各種データは、1年以上前のものです
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