3月末、私が尊敬してやまない、母校・日大三高野球部の小倉全由さんが、監督を勇退なさった。
三高グラウンドで行われた、最後の練習試合を観戦したあとは、なんともいえない喪失感を抱いたものだった。
試合終了後は、さみしさを噛みしめつつ、写真の桜ロードを下り母校をあとにする…までは、このときに記した。
坂を下って向かった先は、ランチを食べる飲食店。さみしくても腹は減るからね。
お目当ての店は、『もつ煮の店 マボロシ』。屋号どおり、もつ煮の専門店だ。
相模原に『カレーの店 マボロシ』というお店があるそうで、こちらはその系列店になるようだ。
日によっては行列もできるようだが、たまたま席がひとつ空いていたので、座ることができた。
繁盛店にもかかわらず、接客担当の女性の応対が親切丁寧で、この時点で「来てよかった」と確信。
基本メニューはこちら。もつ煮単品と定食におみやげと、少数精鋭である。
酒などのドリンク類や日替わりメニューもあり、昼飲みもできるようだが、この日は自重。
注文したのは、お店自慢の「もつ煮定食」1100円をご飯大盛(無料)で。
大きなお鍋から、すくって即提供…ではないようで、そこそこ時間がたってから一式が運ばれてきた。
ご飯は並で約250g、大盛だと約350g。山盛のビジュアルがいいね。
もつ煮が味噌仕立てなので、汁物は被らないよう味噌汁ではなく、溶き玉子のスープ。ゴマ油が香って美味しい。
そして、メインのもつ煮がこちら。数種のモツと野菜、どのパーツもデカい。
上記画像の大根だけでなく、人参も大きいし、
なによりモツも、ご覧のように大ぶりで食べ応え抜群!
モツはどの部位も柔らかく、色も濃いため、じっくり煮込まれているのはすぐわかったが、
その割には汁の脂分は少なく、味付けも濃すぎず、ドロドロではなくサラッとした仕上がり。
たぶん、モツなどの具材は汁とは別に煮込み、提供直前に合わせているのではないかね。
オーダーから少々時間がかかったのは、それが理由だろう。
しっかり手間がかけられており、1100円という価格が納得できる、素晴らしいもつ煮定食である。
大盛のご飯もすぐになくなったが、煮込みもスープもまだ残っているので、
当然ご飯を追加。ランチタイムは大盛もお替わりも無料で、店員さんも笑顔で応じてくれるのがありがたい。
2杯目のご飯も、煮込みもスープも残すことなく、「ごちそうさまでした」。
繰り返しになるが、1100円でも割高に思えない、味ヨシ量ヨシ接客ヨシの定食で、満足度は相当高い。
小倉監督の退任を悲しんでいるはずなのに、ガツガツとメシを食らった卑しい自分を反省しつつ、
食事と応対で元気を与えてくれた、マボロシさんに感謝しながら店を出る。
こちらのお店は、日大三高からは徒歩15分程度だが、我が母校はどの駅からも遠い。
マボロシさんも同様に、アクセスはよろしくなく、徒歩で来店する客は、近隣住民以外では私だけのはず。
今回タイトルでは、最寄り駅として淵野辺と記載したが、歩きだと40分以上かかる。
お店の前に「図師」というバス停があるが、淵野辺駅方面の本数は少なく、バスならJR&小田急町田駅からがオススメだ。
そして先日、またもや母校グラウンドで練習試合を観戦したのち、マボロシさんに2度目の訪問。
試合内容に不満を抱いたため(詳細は改めて)、ついお酒も頼んでしまった。周囲の客も飲んでいたからね。
こちらがドリンクメニュー。居酒屋と同等の豊富な品揃えである。
こちらは壁の一品メニュー。普段は夜しか提供していない串焼き類も、この日はランチタイムから販売。
私の注文は、「ホッピーセット・白」550円に、おつまみとして好物の「マカロニサラダ」350円、
串焼きからは「レバ」200円と「つくね」220円、さらにもつ煮定食のご飯普通・辛口バージョンも。
店内は前回以上に混んでいたが、ホール担当として若い女性が増員されており、不具合はなかった。
この女性の接客も良好で、調理だけでなく、従業員教育もしっかりしているのがわかる。
まずはホッピーセットが提供される。焼酎は一般的な居酒屋と同レベルの量かな。
続いて、「カレーチーズ味」との説明があった、マカロニサラダが登場。値段の割に量は多め。
らせん状のマカロニに、キャベツを絡め、粉チーズとスパイスをまぶしてある。
カレー味のマカサラには、S&Bなど市販の粉末を入れる店が多いと思うが、
こちらはクミンなどのスパイスを使用した、他店にはないテイスト。さすがはカレー店も兼業している店主である。
数分後、まずはレバが焼き上がった。普通のお店の1.5倍はありそう。
焼き方は「お任せ」と伝えたら、にんにく・ネギ・ゴマ油の塩焼きで登場。嬉しい誤算である。
新鮮なのがわかる歯応えで、中身は半レア。こんなにウマいレバ、久々に食べたよ。
その後、「タレ」でお願いした好物のつくねが到着。こちらも美味であったが、レバの印象が強すぎた。
もつ煮も串焼きもそうだが、マボロシさんが良質な肉を仕入れるルートを確保しているのは間違いない。
煮込み・焼きトン好きとしては、夜の時間帯に訪れ、じっくり飲み食いしたいところだ。
いい気分になったところで、ホッピーの「中」300円をお替わり。おお、明らかにさっきより多いぞ。
酔っちゃいそうなので、焼酎は2杯でやめておき、完成したメインのもつ煮定食に挑む。
さっきの通常版との違いは、煮込みの中央に乗せられた、赤茶色の辛口ダレ。
ただし、辛さはそれほど感じないので(マカサラのせいかな?)、辛味を欲する方は、卓上の七味を利用すべし。
前回同様、大ぶりでウマいモツをおかずに、ホッピーをあおりご飯をパクつく、この幸せ。
途中で、レバのネギ&にんにくも加えたりして、まずは酒を飲み終え、続いてご飯も食べ切った。
さらにもつ煮やマカサラもたいらげ、シメに残しておいた玉子スープを飲み干し、大満足でお会計。
さっき書き忘れたが、退店時にはホールの店員さんだけでなく、厨房の店主らしき男性も、
「ありがとうございましたー!」と大声で挨拶してくれるので、こちらも厨房に向かって最敬礼。
ところで、入口ドアには「スズキ美容室」と「大日本~茶道教授」の看板があるが、お店との関係は不明。スポンサー?
素晴らしい食事と接客で、栄養と元気を与えてくれるマボロシさんだが、いかんせん駅から遠いのが難点。
淵野辺駅行きのバスは夕方まで来ないので、徒歩で帰ることにしたのだが、この日の気温は30度を超え、
しかも酩酊&満腹、さらに朝早く寝不足も重なったため、熱中症寸前のような、フラフラ状態に。
結局、徒歩40分の距離が、途中何度もしゃがみ込んで休憩したため、80分もかかってしまった。
これからさらに気温が上がるので、マボロシさんを利用する方は、徒歩での往来はできるだけ避けてほしい。
正直、淵野辺駅まで歩くのは私くらいだろうが、さすがに今後は、夏の時期は町田バスルートで帰ることにする(笑)。
お店の裏には駐車場があるようなので、自動車での来店もぜひ。
もつ煮の店 マボロシ
東京都町田市図師町1887-1
JR淵野辺駅から徒歩約41分、古淵駅からもたぶんそれぐらい、神奈中バス「図師」バス停からはすぐ
営業時間 11時~15時、18時~22時、ラストオーダーは各45分前
定休日 月、火
※上記データはお店ツイッターから転記
※※『カレーの店 マボロシ』は、神奈川県相模原市中央区中央3-7-1で、現在は不定期営業
三高グラウンドで行われた、最後の練習試合を観戦したあとは、なんともいえない喪失感を抱いたものだった。
試合終了後は、さみしさを噛みしめつつ、写真の桜ロードを下り母校をあとにする…までは、このときに記した。
坂を下って向かった先は、ランチを食べる飲食店。さみしくても腹は減るからね。
お目当ての店は、『もつ煮の店 マボロシ』。屋号どおり、もつ煮の専門店だ。
相模原に『カレーの店 マボロシ』というお店があるそうで、こちらはその系列店になるようだ。
日によっては行列もできるようだが、たまたま席がひとつ空いていたので、座ることができた。
繁盛店にもかかわらず、接客担当の女性の応対が親切丁寧で、この時点で「来てよかった」と確信。
基本メニューはこちら。もつ煮単品と定食におみやげと、少数精鋭である。
酒などのドリンク類や日替わりメニューもあり、昼飲みもできるようだが、この日は自重。
注文したのは、お店自慢の「もつ煮定食」1100円をご飯大盛(無料)で。
大きなお鍋から、すくって即提供…ではないようで、そこそこ時間がたってから一式が運ばれてきた。
ご飯は並で約250g、大盛だと約350g。山盛のビジュアルがいいね。
もつ煮が味噌仕立てなので、汁物は被らないよう味噌汁ではなく、溶き玉子のスープ。ゴマ油が香って美味しい。
そして、メインのもつ煮がこちら。数種のモツと野菜、どのパーツもデカい。
上記画像の大根だけでなく、人参も大きいし、
なによりモツも、ご覧のように大ぶりで食べ応え抜群!
モツはどの部位も柔らかく、色も濃いため、じっくり煮込まれているのはすぐわかったが、
その割には汁の脂分は少なく、味付けも濃すぎず、ドロドロではなくサラッとした仕上がり。
たぶん、モツなどの具材は汁とは別に煮込み、提供直前に合わせているのではないかね。
オーダーから少々時間がかかったのは、それが理由だろう。
しっかり手間がかけられており、1100円という価格が納得できる、素晴らしいもつ煮定食である。
大盛のご飯もすぐになくなったが、煮込みもスープもまだ残っているので、
当然ご飯を追加。ランチタイムは大盛もお替わりも無料で、店員さんも笑顔で応じてくれるのがありがたい。
2杯目のご飯も、煮込みもスープも残すことなく、「ごちそうさまでした」。
繰り返しになるが、1100円でも割高に思えない、味ヨシ量ヨシ接客ヨシの定食で、満足度は相当高い。
小倉監督の退任を悲しんでいるはずなのに、ガツガツとメシを食らった卑しい自分を反省しつつ、
食事と応対で元気を与えてくれた、マボロシさんに感謝しながら店を出る。
こちらのお店は、日大三高からは徒歩15分程度だが、我が母校はどの駅からも遠い。
マボロシさんも同様に、アクセスはよろしくなく、徒歩で来店する客は、近隣住民以外では私だけのはず。
今回タイトルでは、最寄り駅として淵野辺と記載したが、歩きだと40分以上かかる。
お店の前に「図師」というバス停があるが、淵野辺駅方面の本数は少なく、バスならJR&小田急町田駅からがオススメだ。
そして先日、またもや母校グラウンドで練習試合を観戦したのち、マボロシさんに2度目の訪問。
試合内容に不満を抱いたため(詳細は改めて)、ついお酒も頼んでしまった。周囲の客も飲んでいたからね。
こちらがドリンクメニュー。居酒屋と同等の豊富な品揃えである。
こちらは壁の一品メニュー。普段は夜しか提供していない串焼き類も、この日はランチタイムから販売。
私の注文は、「ホッピーセット・白」550円に、おつまみとして好物の「マカロニサラダ」350円、
串焼きからは「レバ」200円と「つくね」220円、さらにもつ煮定食のご飯普通・辛口バージョンも。
店内は前回以上に混んでいたが、ホール担当として若い女性が増員されており、不具合はなかった。
この女性の接客も良好で、調理だけでなく、従業員教育もしっかりしているのがわかる。
まずはホッピーセットが提供される。焼酎は一般的な居酒屋と同レベルの量かな。
続いて、「カレーチーズ味」との説明があった、マカロニサラダが登場。値段の割に量は多め。
らせん状のマカロニに、キャベツを絡め、粉チーズとスパイスをまぶしてある。
カレー味のマカサラには、S&Bなど市販の粉末を入れる店が多いと思うが、
こちらはクミンなどのスパイスを使用した、他店にはないテイスト。さすがはカレー店も兼業している店主である。
数分後、まずはレバが焼き上がった。普通のお店の1.5倍はありそう。
焼き方は「お任せ」と伝えたら、にんにく・ネギ・ゴマ油の塩焼きで登場。嬉しい誤算である。
新鮮なのがわかる歯応えで、中身は半レア。こんなにウマいレバ、久々に食べたよ。
その後、「タレ」でお願いした好物のつくねが到着。こちらも美味であったが、レバの印象が強すぎた。
もつ煮も串焼きもそうだが、マボロシさんが良質な肉を仕入れるルートを確保しているのは間違いない。
煮込み・焼きトン好きとしては、夜の時間帯に訪れ、じっくり飲み食いしたいところだ。
いい気分になったところで、ホッピーの「中」300円をお替わり。おお、明らかにさっきより多いぞ。
酔っちゃいそうなので、焼酎は2杯でやめておき、完成したメインのもつ煮定食に挑む。
さっきの通常版との違いは、煮込みの中央に乗せられた、赤茶色の辛口ダレ。
ただし、辛さはそれほど感じないので(マカサラのせいかな?)、辛味を欲する方は、卓上の七味を利用すべし。
前回同様、大ぶりでウマいモツをおかずに、ホッピーをあおりご飯をパクつく、この幸せ。
途中で、レバのネギ&にんにくも加えたりして、まずは酒を飲み終え、続いてご飯も食べ切った。
さらにもつ煮やマカサラもたいらげ、シメに残しておいた玉子スープを飲み干し、大満足でお会計。
さっき書き忘れたが、退店時にはホールの店員さんだけでなく、厨房の店主らしき男性も、
「ありがとうございましたー!」と大声で挨拶してくれるので、こちらも厨房に向かって最敬礼。
ところで、入口ドアには「スズキ美容室」と「大日本~茶道教授」の看板があるが、お店との関係は不明。スポンサー?
素晴らしい食事と接客で、栄養と元気を与えてくれるマボロシさんだが、いかんせん駅から遠いのが難点。
淵野辺駅行きのバスは夕方まで来ないので、徒歩で帰ることにしたのだが、この日の気温は30度を超え、
しかも酩酊&満腹、さらに朝早く寝不足も重なったため、熱中症寸前のような、フラフラ状態に。
結局、徒歩40分の距離が、途中何度もしゃがみ込んで休憩したため、80分もかかってしまった。
これからさらに気温が上がるので、マボロシさんを利用する方は、徒歩での往来はできるだけ避けてほしい。
正直、淵野辺駅まで歩くのは私くらいだろうが、さすがに今後は、夏の時期は町田バスルートで帰ることにする(笑)。
お店の裏には駐車場があるようなので、自動車での来店もぜひ。
もつ煮の店 マボロシ
東京都町田市図師町1887-1
JR淵野辺駅から徒歩約41分、古淵駅からもたぶんそれぐらい、神奈中バス「図師」バス停からはすぐ
営業時間 11時~15時、18時~22時、ラストオーダーは各45分前
定休日 月、火
※上記データはお店ツイッターから転記
※※『カレーの店 マボロシ』は、神奈川県相模原市中央区中央3-7-1で、現在は不定期営業