日本を代表するものを一つ選べといえば、富士山と答える人は多いと思う。
日本一高くて秀麗であり、選ばれて当然と思われる。
その他に、日本各地には、「◎◎富士」と呼ばれる山は多く、総称して郷土富士
とか当地富士と言われている。
有名なものに、蝦夷富士(羊蹄山)、津軽富士(岩木山)、伯耆富士(大山)、薩摩富士
(開聞岳)などがあり、いずれも形が富士山に似ており、ある程度高く、その地方の代表的な
位置づけになっている。
しかし、それぞれの地方には、それほど形は似ていないし、それほど高くないものも、
富士を付けて呼んでいるものもあり、そのようなものも含めると全てで2000くらいも
あるのではないか、と言われている。
浦安には、東京湾埋め立ての際に造られた浦安富士と呼ばれる標高14mの山があることが、
インターネットの記事の中にある。
茨城県については、当然含まれていると思われる筑波山が、なぜか含まれていない。
昔から、「西の富士、東の筑波」と並び称される名山なので、あえて富士と付ける関係ではなかった
と思われる。
茨城県では、真壁富士(権現岳、桜川市)、八郷富士(石岡市)が含まれているとする記事がある。
龍ヶ崎市には、丘陵地帯はあり、里山といえるが、通常の山と言えるような所はほとんどない。
しかし、たつのこ山(標高41m)は、それほど高くはないが、形は富士山に似ているし、立派なので、
龍ヶ崎富士と呼ぶに相応しいと思われる。
もっとも、近くに富士浅間神社のある山(標高34.8m)があり、うっそうと木が繁り、山の形は
わかりにくいが、富士山と呼ばれているようである。
従って、たつのこ山を富士とは呼びにくい。
富士山は、龍ヶ崎市から直線距離で140kmであり、雲や靄で、通常は見えにくいことが多い。
夕暮れ時にシルエットとして見えることが多く、非常に空気が澄んだ日には、日中でも
よく見えることがある。
小貝川の堤防の上(高須橋付近)からは、送電線などの障害物が無く、きれいに見える。
白鳥通りを国道6号に向って進んで行くと、龍ヶ崎大橋の上あたりで、目の前に牛久沼が
開け、夕方には、沼の向こうに富士山のシルエットが、時々見える。
水辺近くに行くと、富士によく似合う木がある。
1月15日頃、及び11月の末頃、牛久沼から、太陽が富士山頂に沈む、ダイヤモンド富士が見える。
次のは、1月5日頃の写真で、まだ離れているが、日没地点は日毎に右へ移動する。
先日、11月27日には、次のように見えた。
筑波山は、富士とは呼ばれていないが、茨城あるいは関東平野をを代表する山であり、
市内からいろいろな風に見える。
小貝川、高須橋から見た筑波山
小貝川の堤の上は散歩に好適で、筑波山もよく見え、朝から散歩の人は多い。
牛久沼手前のサギのいる田園の向こうに筑波山が見える。
牛久沼水辺公園からは、筑波山の全体像は見えにくい。白鳥と筑波山を一緒にいい
配置で写すのは難しい。
龍ヶ崎市の最高峰の たつのこ山
前の、龍ケ岡公園では、いろいろなイベントが開かれる。
たつのこ山は、形がよく、遠くからもきれいに見える。
龍ケ岡公園から見たたつのこ山
頂上にある標識 : 標高20mの台地の上の21mの高さの山である、ことがわかる。
たつのこ山は、龍ヶ崎ニュータウンの造成に伴って造られた人工の山であるが、
それだけの山を造るのは、大変だったと思われる。
龍ヶ崎市の代表的な景観であり、行楽地である。
龍ヶ崎市には、高い山は無いが、沼、川、丘、田園など、いろいろな自然景観があり、
それぞれ楽しめる。
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