旧小貝川で子白鳥4羽が成長し、親2羽と共に6羽が一家をなしてきた白鳥の家族の内、ついに子の2羽が欠けて、一家は4羽に減ってしまった。
前回、10月2日に行った時には、一家6羽が元気に仲良く暮らしており、来年はさらに一回り大きな家族になるものと期待されていた。白鳥が無事に生きることの難しさを痛感させられた。
10月27日、旧小貝川へ行ってみると、白鳥は4羽しかいなかった。親は2羽ともいたが、子が4羽から2羽に減っていた。
龍ヶ崎市の白鳥は皇居のお濠から譲り受けたものであるが、最近、皇居の白鳥が減ったので、龍ヶ崎から譲るとか交換の話しが出ていた。そのために、最初は、ここから子の2羽が送り出されたと思った。
しかし、しばらくすると近隣の人が来たので聞いてみると、1羽は死んで、1羽は居なくなったのだという。
どのように死んだかは、わからなかったが、このところ立て続けにルアー針を足に引っかけたり、釣り糸に絡まって死んでいるので、一瞬、今回もそのようなことによるものかと思った。釣りを禁ずることもできないので、とても腹立たしく思っていた。
旧小貝川 ・ 小貝川堤防から見たところ
白鳥一家も、今や4羽
コスモスも咲いて爽やかで明るい日であるが、一家は、心なしか、寂しげに見える。
6羽でいた時の賑やかさはもう無い。
市役所へ電話をして聞いてみると、白鳥は全て飛べるようになっていて、結構遠くまで飛んで行っていたそうである。
死亡したのもその先でのことで、1羽が死んでいるのが見つかったそうである。どうも交通事故に遭ったらしいが、その状況を誰も確認できていないとのことである。
また、もう1羽については、居なくなったこと以外には、何もわかっていないそうである。しかし、まだ、独立して家族から離れて行くとは考えられないので、そちらも災難に遭っていると思われる。
くれぐれも残念な結果になってしまった。
8月25日に行った時には、一家6羽が揃って沼の中を遠出するなど、
助け合って暮らしているとても良い家族であった。
その時は、隊列をなし、親が先導し、守っていた。
11月2日、朝、牛久沼で、白鳥の面倒を見ている人に会ったので、旧小貝川の白鳥に起こったことについて聞いてみた。
白鳥は、電線にぶつかって墜落し、地面に激突して死亡したそうであり、居なくなっていたもう一羽の子白鳥は戻ってきて、現在は5羽でいるとのことであった。
そのことを確認したくなり、その日の10時頃、旧小貝川に行ってみた。いつもの場所には白鳥は一羽も居なかった。途中その沼の他の所は見てきて、見かけなかったので、その他の場所へいっているようである。
小貝川を水管橋あたりまで見たが、居なかった。牛久沼へ行って、合流していると良いのだが、簡単に受け入れて貰えるかも疑問である。
11月2日、行った時、旧小貝川には白鳥はいなかった。
11月3日、午後3時頃行ったら、一家5羽が揃っていた。いつもは近所の人がパンや野菜を持ってきたり、市の方からの穀類を与えられて、満腹気味のことが多いが、この日はかなり腹が空いていたようで、パンや草などを与えると、むさぼるように喜んでたべていた。
柔らかい草も食べていた。
十分に食べると、羽ばたいたりして、満足している様子であった。
一家は、1羽が欠けたが、元気を取り戻したようである。
11月11日、利根町、若草大橋への途中、旧小貝川に寄ってみた。
白鳥は、皆元気であった。
パンや柔らかい草を与えると元気よく食べていた。
昨年来の掲示板のそばに別の掲示があった。
今年の5月、私が朝日新聞に投稿した記事に、注意書きを添えたものであった。
釣り人の注意を促すものであったが、今後も白鳥が元気でいればと願う。
その13日後の11月24日、午後3時頃、行ってみた。白鳥は1羽も居なかった、いくら口笛を吹いても、どこからも現れなかった。どうも、どこかへ行っているようであった。
近くに釣り船を引き上げている人が居たので、聞いてみると、午前中に見かけたとのことであった。
どうも、白鳥はどこかへ行ってしまったわけではなく、一時的に行っているだけのようであった。
11月30日11時頃、布佐への途中立ち寄った。
いつもの所に居ず、口笛を吹いても現れない。しかし、400m以上の遠方に白い点が並んでいるように見える。どうもそれが白鳥一家のようである。口笛を大きく吹き続けると、一列に並んで泳いで徐々に近づいて来た。飛ばずに10分以上かけて到着した。
遠く白鳥が居た。こちらに気が付いたようでこちらに泳ぎ始めた。
10分もかけて、泳いで来た。
パンや菜を与えると競って食べていた。
餌が無くなると、皆で沖合に去っていった。
その後、12月22日の冬至に寄ったときは、陸に上がっていた。
12月29日朝、行くと餌場近くの水中にいた、。
バンというクイナ科の鳥と一緒にいた。何も無かったので、草を千切ってやると食べていた。
子白鳥も親と区別できないくらい大きくなった。来年はさらに増えれば良いと願う・