某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

父の日

2015-06-21 02:36:30 | 良い話
(また途中で飛んで、入ってしまった。こまったものだ)
 父の日とついでに母の日をしらべたら、面白い事に気がついた。どちらもアメリカでは南北戦争に由来していた。母の日は、1870年のジュリア・ウォード・ハウという女性参政権運動家のMother's Day Proclamation「母の日宣言」にはじまるという。これは南北戦争の悲惨を二度と繰り返すまい、子供や父親を戦場に送りだす事は拒否するというものであった。これを受けてアン・ジャービスという女性がMother's Work Day「母の仕事の日」を始め、南北を問わず負傷兵の手当、衛生状態改善の活動を行った。アンは日曜学校の教師をしていた。亡くなってから(1907年)娘のアンナがその教会で母を偲んで白いカーネーションを捧げた。翌年母の日として多くの人が白いカーネーションを持つようになり、1914年から5月の第2日曜日と定められたという。
 父の日は、南北戦争に父親が従軍している間6人の子供を抱えて苦労した母親が、過労で亡くなり、戦後復員した父親が6人の子供を男手一本で育てあげた、という一家の娘ソノラ・スマート・トッドの提唱による。1909年父の死後、父の苦労に感謝し、母の日にならって父の誕生月6月の第3日曜日を父の日として教会で礼拝を行うようになったという。
 どちらも南北戦争に直接「参加」し経験した人々が亡くなってから、その方々を偲んで記念の日が定められている。今は、お父さんへの贈り物、おかあさんへの贈り物、と商売繁盛の手段にしかこれらの日は利用されないが、由来も一筆書いてくれる店があったら、私も何か買う気になるだろう。もっとも、父も母もとっくにいないから、何を買ったらいいのだろう。ローソクと線香か。
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