某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

呼ばれた!ダブリンのある墓地で。

2016-08-30 00:21:55 | 不思議な経験
 復活祭蜂起百年を祝うダブリンでは百年記念の展示会が何か所でも行われていた。その一つが元英軍兵舎コリンズ・バラックにある新国立博物館。そこを訪れるつもりで市電に乗った。博物館前で降りて、右に行き左に入るのだが、なぜか左手に進んでいた。仕方なくバックして左へ、すると見覚えのある教会と墓地があった。なんとアーバー・ヒル。蜂起敗北後処刑された指導者14名の葬られている場所だ。ちょうど帰りかけた紳士が「初めてか」という。「50年前にいちどきり」というと、丁寧に教会と墓地の由来から隣接する刑務所まで説明してくれた。残念ながら蜂起関係の話は一言も出なかった。コノリーたち14名の墓にかなり長くいたが、その間若い二人づれが一組来ただけで全く静かだった。予定にないこの墓参りは何故できたのだろう。コノリーやピアス達に呼ばれたのだ、と考えることにした。「誰も来ないね」と語りかけながら一人一人の名前の前でゆっくり手を合わせた。
 墓地を出て博物館には裏手から入った。開場は14時~17時。まだ3時間もあった。観光シーズンの日曜日なのにこの悠長さ。日本では考えられない。時間をつぶすのに一苦労した。
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3 コメント

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待っていました (近藤典彦)
2016-09-01 12:02:56
毎日毎日御ブログを開いていました。きっとアイルランドかな、それにしてもずいぶん間が空いたけど。そしてまた毎日毎日開きました。今日最新ブログ拝見。そこのお墓にケヴィン・バリのはないのでしょうね。今Terrence Wardのケヴィン・バリを聴いて熱涙滂沱。興味深い上野さんならではのブログありがとうございました。
私はひと月近く細菌性肺炎でダウン。ようやくほぼ本復しました。年長の上野さんのご健勝に比して、まことにだらしのないことです。
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一受講生 (伊藤)
2016-09-02 15:41:10
先生、おかえりなさい。日本の暑さに参っておられるのではと心配しておりました。私もお墓参りをしたいと思います。次回の講座に先生の名前が無いのが、残念です。どうぞお元気でお過ごしになられますように。
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コメントありがとう (アイルランド帰りの老人)
2016-09-13 18:44:22
 拙文をお読みいただきありがとうございます。パソコンがいかれて新しくしたためブログも長く休み、ご心配をおかけしました。アイルランドは涼しいので(18度からせいぜい24度)帰ってからひどくばてました。体が重くて動けない。これからまたかけると思います。
 近藤先生が肺炎とは、お見舞いもできず失礼しました。日ごろ鍛えておられるから心配はないでしょうが、テレビでも肺炎の怖さを宣伝していますから、くれぐれもご用心を。伊藤さん今年の秋冬学期はお休み。そろそろ老兵は消え去るべきなのでしょうが。今は解放された気分でルンルンしていますが、そのうち寂しくなるでしょう。来年また講義できるように仕込みを続けていますが、さて。
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