某年金生活者のぼやき

まだまだお迎えが来そうに無い

日本語と英語のおかしな逆表現

2010-05-23 13:37:30 | ぼやき
 前からおかしいな、なぜだろうと思っていることの一つに、同じことを云う順序が日本語と英語で逆になるという現象がある。例えば「需要と供給」と日本語では言うが、英語ではsupply and demandと順序が逆になる。今話題の口蹄疫も日本語では「口とひずめ」だが英語ではfoot and mouthだ。鋸の刃も日本のものは引いて切るようにできているが、向こうの刃は押して切るようにできている。ナイフ類の刃も同じく、引いて切れるのと押して切れるのとの違いがある。日本では「紳士淑女諸君」と言ったが、向こうでは必ず Ladies and Gentlemenだ(これには女の気持をくすぐってものにしようとする彼らの根性が見え透いている)
 まじめなところで、限界効用の説明もそうだ。日本では、「同じものを次々に増やしていった場合最後に付け加えた一単位のもたらす効用」と説明するが、英語の経済学入門書では、「最後の一単位を除いた場合に失われる効用」と説明する。+と―の違いだ。
 探せばまだいくらでもあろう。これらの理由には、発音からくるもの、社会生活などの違いからくるものなど様々あろうが、見つけ次第分類整理したら結構面白い比較文化論ができるかもしれない。自分でやればいいのにな。
コメント
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