Our World Time

会うチャンス!

2012年04月12日 | Weblog



▼ぼくは、ひとりのプロの物書きとして、読者のかたとお目にかかる機会、それが一瞬のごく短い時間であっても眼を見て、書き手と読み手がきもちを通わせる機会はすこしでも増やしたいといつも考えています。
 なぜなら、読み手がいらっしゃって、初めて書く意味があるからです。

 もしもプロではなく、自分の愉しみのために書いているのなら、読み手がいなくても成り立ちます。それが趣味で書くことの良い点でもあります。
 しかし、プロのスポーツ選手が観客なくして成り立たないのと同じように、ぼくの書くものに、ささやかな意味が生まれるとしたら、それは読者のおかげです。
 ちょっと余談ですが、ぼくは楽天のマーくんこと田中将大投手の真正面から立ち向かう投げっぷりが好きだったのですが、彼が、サインを求める親子連れを避けて、振り切っている写真をたまたま見てから、その投球そのものに関心を失ってしまいました。
 ただし、田中投手にはきっと、そのときたまたま何か理由があってのことでしょうから批判はしません。

 …話を戻すと、だから、サイン会やトーク・イベントはなるべく積極的に開きたく思っています。
 ところが、今のぼくは、ほとんど隙間のない日程で週末、平日を問わず動いていますから現実にはなかなか機会を作れません。

 今後かろうじて、関西で2回、首都圏で1回、それぞれ予定を入れることができています。


▼首都圏(東京)でのそれは、新しく決まったばかりの、ほやほやです。
 以下は、出版社から提供された情報をそのままアップします。

~ここから出版社からの情報~

『ぼくらの祖国』著者・青山繁晴さん講演会開催!

 ベストセラーとなっている『ぼくらの祖国』の著者、青山繁晴さんの講演会を開催いたします。
『ぼくらの祖国』の内容を中心に、日本の現在・未来についてお話いただきます。

日時:5月4日(金)
第一回 【講演時間】13:00~14:00
第二回 【講演時間】14:30~15:30

場所:ブックファースト新宿店・地下2階Fゾーンイベントスペース


参加ご希望のお客様は、ブックファースト新宿店・地下2階Eゾーンレジカウンターにて整理券(税込1,000円)を事前にお買い求めください。
各回先着40名様にイベント参加整理券をお渡しいたします。

※なお、当日はサイン本の販売も実施いたします
※お電話でのご予約、整理券のお取り置きは承れません。
※整理券はお一人様一枚限りとさせていただきます。
※当日は整理券を忘れずにお持ちください。
※当日のお席はご来場順の自由席です。
※整理券一枚につき一名様のみご参加いただけます。お子さまのご同伴はご遠慮願います。
※写真・動画の撮影および録音、Webでの配信はお断りさせていただきます。※質疑応答およびサイン会はございません。サイン本の販売のみとなります。
※サイン本には、為書き・添え書きはできません。
※サイン本のお求めも、お一人様一冊限りとさせていただきます。詳細はブックファーストHP、またはブックファースト新宿店まで
ブックファースト新宿店 TEL03-5339-7611(代)

~出版社からの情報ここまで~

 電話での予約ができないことをはじめ、いろいろ制約があって、そこは残念に思います。
 ただこれは、出版社が書店と調整した結果なので、ぼくは関与できないのです。


▼関西の2回のうち1回は、こないだお知らせした京都の分です。
 ショート・ノーティス(直前のお知らせ)になってしまって、申し訳なく思います。
 ショート・ノーティスの影響なのか、まだ空きがありますから、再掲しておきます。

◆日時:4月18日(水)午後7時から
(関西テレビの報道番組)「アンカー」の生放送が終わって駆けつけます)

◆会場:アバンティブックセンター京都店
〒601-8003 京都市南区東九条西山王町31(京都駅の南側、すぐ目の前です)


◆参加方法:アバンティブックセンター京都店にて「救国 超経済外交のススメ」(PHP研究所、税込み1,575円)を買われたかた、もしくは予約されたかたの先着100名のみなさんにレジにて整理券を配布します。

◆電話での予約も大丈夫です。
075-671ー8987(京都アバンティブックセンター)

「サイン会参加希望」とおっしゃってください。書店が、「救国 超経済外交のススメ」を取り置いてくれます。そして、当日はサイン会の開始時間(上記)までに京都アバンティブックセンターのサービスカウンターにいらしてください。整理券とともに、本をお渡しします。

詳細はこちら


▼関西でのもう1回は、今週の日曜日に開催が迫った和歌山でのイベントです。
 次のような書き込みがあって、大袈裟に言えば…ほんのちょっとショックでした。

~書き込みを引用~

いつもアンカーを楽しみにしています。
4月15日の和歌山での某書店でのサイン会はなくなってしまったのでしょうか?一時フライング掲載された記事を読んで楽しみにしていたのですが。3月11日以降にお知らせ出来るとたしか、青山さんがおっしゃっていたと思いますが、僕が見落としてしまったのでしょうか?3月11日以降の記事を読み返してみてもなかなか見つからなくて。
何か都合により変更か中止になったのでしょうか?
何よりお身体を大切にしてください。

~書き込みはここまで~

 もちろん、とっくにこのブログで告知してあります。ていねいに時間をかけて書き込みました。
 まぁ、それでもいつも、ちょっと不思議な質問は受けますから、書き込んだかたにまったく問題はありません。

 この和歌山のイベントは、お申し込みが定員を大きく(およそ20%)オーバーしたところで、もうどうやっても会場に入らないという書店側の判断で、その後に申し込まれた方には、無念ながらお断りしているそうです。

 関西で申し込み可能なイベントは、前述の京都でのイベントだけです。
 京都以外のかたには電車賃も時間もかかって、こころから申し訳なく思いますが、できれば京都へお出でください。


▼もうひとつ、残念無念のこととして、「救国 超経済外交のススメ」(PHP)に今ひとつ、誤植が見つかりました。
 104ページの5行目に、「アメリが」とあるのは「アメリカが」の間違いです。

 版元(PHP)の担当編集者Sさんから「自分の頭をたたきながら、胸が痛み、穴が開きそうです。誤植、一体何を見ていたのか、とても校正と呼べない(中略)…言葉が出ません」と、良心派のSさんらしいEメールが来ました。

 この「救国 超経済外交のススメ」も、極端に執筆時間が限られるなかで完成させねばならなかったので、Sさんから「校正は、PHPのチームで完璧にやりますから、こちらに一任してください。とにかく書き進めて、そのまま送ってください」という提案があり、ぼくはそれを受け容れて、約束が成立していました。
 だからSさんは、上記のようなメールを送ってきたわけです。

 しかし、この事実関係のうえで、ぼくは著者として、重い責任があると考えます。
 読者のみなさんに、あらためて深くお詫びします。

 以前もお知らせしたとおり、サイン会においでのみなさんには、PHPから正誤表もお渡しします。

p34  4行目(誤)内蔵  → (正)内臓
p39  6行目(誤)胡錦涛 → (正)胡錦濤
p104 5行目(誤)アメリが→ (正)アメリカが
p106 6行目(誤)胡錦涛 → (正)胡錦濤
p326 13行目(終わりから4行目)
    (誤)官政権 → (正)菅政権
p335 1行目(誤)2012年3月11日→(正)2011年3月11日





*きょう(4月11日水曜)の関西テレビの報道番組「スーパーニュース・アンカー」でも申しましたが、ぼくは沖縄を訪れていました。
 写真は、そのとき、「白梅学徒看護隊」の自決の地である白梅の塔を、いつものように訪れ、碑に刻まれた少女たちと教職員のかたがたの名を、ひとりひとり清水で洗いつつ、感謝の祈りを捧げていった、静謐(せいひつ)な時間です。