運動不足のインドア派にオススメ 部屋でもできる「玉吉体操」&「四股を踏む」 その2

2017年05月19日 | コラム

 自宅でできる、手軽で簡単な運動法はないもんかね。

 というのは、運動不足やダイエットに悩む人たちに共通した思いであろう。

 そこで前回(→こちら)は漫画家である桜玉吉さんの提唱する「玉吉体操」を紹介したが、

 「あれはちょっと恥ずかしい……」

 という人のために、もうひとつオススメのインドア運動法を。

 それは「四股を踏む」

 これは友人ウエノ君に教えてもらったのだが、別に彼が力士というわけではなく、持病の腰痛治療にいい方法はないかと、かかりつけの医師に相談したそう。

 そこですすめられたのが「水中ウォーキング」と「四股」。

 ふーん、四股ねえ。やってもいいけど、そんなんジョギングとかにくらべて運動になるんかいな。

 そういぶかしんだものだが、ウエノ君は

 「家でできるし、まずはやってみ。意外とこれが、しんどいねん。ま、最初の5分でわかるわ。ハアハアいうで」

 そんなもんかねえと、帰ってさっそく足を開いた蹲踞の姿勢を取り、パンと前で手を合わせ、はーあ、ドスコイードスコイ! 

 気分を盛り上げてから、えいやっと右足を高々と持ち上げ、ここで「極真空手」のホームページから、「正しい四股の踏みかた」を。


 1.しっかりと腰を下ろします。四股踏み全体の姿勢として、背筋を伸ばすように行います(猫背にならない)。

 2.腰を下ろした状態で重心を片側に乗せます。注意点は、腰を上げてから重心を片側に乗せるのは負荷がかからないため、筋肉を効率よく鍛えることができませんので、腰を下ろした状態で重心を片側に乗せることがとても重要です。

 3.足をゆっくりとなるべく高く上げます。最初は無理をせず、だんだんと足を高く上げるようにしていきましょう。また、なるべく両足の膝が曲がらないように気をつけましょう。

 4.足を下ろしたとき、写真1のように手で体重を支えてはいけません。手は足に乗せずしっかりと腰を下ろします。そうすることで股関節が軟らかくなっていきます。

 
 
 これらを、ふかーく深呼吸しながら、やってる。

 なーんや、簡単やん。

 腕立てや腹筋と違って、たいしてしんどいこともないし、この程度でヘバるとはウエノ君、貧弱貧弱ゥ!

 そう余裕をカマしていられたのは、最初の5分だけ。

 これがですね、やってみると、メッチャしんどいんです。

 たしかに、10回もやると息が切れる。

 しかしまあ、何ごとも継続が大事。それに、簡単にできる割には「運動したー!」って気分にもなる。

 なにより、テレビでも見ながら気軽にできるのがいい。

 人間なにごとにもなれで、ウエノ君の言う通り最初はきつかったシコだが、週3、4回程度、ちょっとした空き時間とかにやってるうちに、少しずつ長時間できるようになってきた。

 効果の方なんですが、これがですね、あったんですよ。

 なんとなしに2ヶ月ほど続けてみたら、ある日気づいたのだ。

 「おお、めっちゃ足腰が強くなってるやん!」。

 ウォーキングをするとよくわかったのだが、今までだったら1時間くらいで「そろそろ帰ろうかな」となってたところが、2時間歩いても平気くらいに。

 明らかに、腰に元気がある。腰痛に効果があるというのも、こういうことかもしれない。
 
 あと、これは気のせいかもしれないが、

 「顔が、ひきしまったんじゃない?」

 とも言われることも。

 うーん、女子にそう言われると、ますます蹲踞の姿勢に力がはいっちまうぜ! 

 ふたたび極真によると、四股の効果は、


 1.大腿四二頭筋、大腿二頭筋を効果的に鍛えられる

 2.ゆっくり行うことで有酸素運動になる

 3.股関節を柔軟にすることができる

 4.蹴り技の際のバランス感覚を養える



 などなどだそう。

 極真空手の大山倍達もオススメの四股。かなり、きたえられます。

 


 

コメント
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