拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

漱石、侵入―新潮文庫の「文豪リストウォッチ」が届いた

2006-06-18 20:41:24 | 日記
今朝母親が「これ昨日届いてたやつ。渡しそびれちゃった」といって小包を私に手渡した。何だ?私アマゾンで何か注文したか?身に覚えが無い…と思いながら封筒をよく見てみると、新潮文庫のYonda?マークのマスコットキャラのパンダがプリントされていた。朝っぱらから一気に心拍数が上がり、封筒をビリッビリに破くと中に小さな紙箱が。それも破り捨てると中には、

遂に漱石ウォッチキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!

文字盤に我らが夏目漱石先生がプリントされた、新潮文庫のYonda?マークを30枚集めると貰える「文豪リストウォッチ」が入っていた…!!私にYonda?マークをゆずってくれた読書好きの友人たち、本当にどうもありがとう。パンフレットには商品が届くのは4ヶ月後と書いてあったのでわずか一ヶ月半弱で届いたためびっくりしたが、これは紛れも無く文豪リストウォッチ。主婦に漱石先生が憑依する昼ドラ「吾輩は主婦である」に熱を上げているこの時期に届くなんて、偶然だろうけど気が利いてるじゃん、新潮社。文字盤の中で先生が、こめかみに手を当ててあの有名な「考えるポーズ」をしている。これはドラマの中で主演の斉藤由貴がしょっちゅうやっているポーズ。あー、本当に良い写真だわ。全国の「吾輩は主婦である」ファンの皆さん、羨ましいでしょ(笑)??文字盤には数字がプリントされておらず、秒針も無く、漱石先生のお姿が全面にでている大胆なデザインゆえ実生活で使うにはちょっと照れくさいので、友人たちに一通り見せびらかした後は大事に大事にしまっておく。これは使えないよ…渋過ぎ。それに説明書によると完全非防水仕様らしいし。これは実用ではなく完全にコレクション用アイテムだ。
それにしても、朝から先生の時計をチラチラと見まくってしまう。写真のモノクロ加減が本当に素敵で。あぁ~渋いよ先生。私は絶対「ちょいワルオヤジ」より「激渋オヤジ」派ですから。あ、碇ゲンドウみたいな人がこの時計すればいいんだよ、うん。私のような小娘には似合わないデザインです。そういえば後で気づいたのだが、時計の入っていた箱の中には、漱石先生のプロフィールが英語で書かれた小さなカードが入っていた。プロフィールは新潮文庫のカバーの折り返しの所に書いてある文章をそのまま英訳したものだ。「I am a Cat」…直訳すりゃこうなるわな。「He became one of the most important figures in the history of modern Japanese literature」…うんうん。「He died of chronic stomach ulcer at the age of 50 while he was writing his last and unfinished work titled 'Meian'」…嗚呼。

「吾輩は主婦である」では、斉藤由貴演じる主婦・みどりがとある事情から漱石先生の旧千円札を大事にお守り代わりにしていたことがきっかけで先生に憑依されてしまうのだが、私もこの文豪ウォッチを大事にしてたら憑依されてしまうんじゃ…(笑)。ブログも一気に文学的になったりしてさ。その時はどうか優しく接してくださいね、皆さん。