拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『ray』、破損のむこうに 

2006-06-11 21:21:29 | 音楽
今日は一日中一人で家にいて留守番しながら、スピッツのアルバム『ハヤブサ』と『三日月ロック』とhideの『PSYENCE』を爆音でかけつつダラダラしたりビデオ見たり村上春樹の演習のことについて考えたりしていた。そしてたまに鳴るクレヨンしんちゃんの着ボイスにビクっとしてみたり。しんちゃんが普通に「メールだゾ」と言うだけなんだけど突然鳴ると妙にびっくりします。「え!家に一人だけなのに、誰?」みたいな。アホですわ。それにしても爆音は良い。大きい音で聴かないと細部まで音像が把握できないもん。受ける衝撃も倍増で素敵。今日は『ハヤブサ』収録曲の「8823」と「メモリーズ・カスタム」の二曲に特に痺れた。好きな曲を爆音で聴くと意味も無く部屋や家中をウロウロとしたくなってしまうのだが、もう今日はウロウロしまくり。家には誰もいないし、思う存分ウロウロしたさ。でも「8823」聴いてるときはウロウロだけじゃ足りなくて、なんか走りたくなってしまった。「メモリーズ・カスタム」は、サビ及びブリッジの部分のヒリヒリ感に痺れた。それにしても、ほんっと似てるよね、オレンジレンジの「以心電心」とこの曲(笑)。初めてCMで「以心電心」を聴いた瞬間、「え、こんなに似てて大丈夫!?」といらん心配してしまったよ。
ウロウロに疲れたら録りだめしておいた昼ドラ『吾輩は主婦である』を一気に鑑賞。主婦にある日突然漱石先生が憑依する、というコメディーである。やっぱね、『拝啓 夏目漱石先生』というタイトルでブログやってる以上、このドラマを避けては通れません。まあブログやってなくても脚本が宮藤官九郎だしおまけにミッチーが主演だしで絶対観てると思うけど。『タイガー&ドラゴン』は個人的にはイマイチだったけど今回の昼ドラは最高ですな。自分が一番好きな、2003年頃のクドカン作品群の匂いを感じた。昨年の『タイガー&ドラゴン』、あれはジャニーズの主役級が二人も出てるから華やか過ぎたのだ、今思えば。ヒロインが伊東美咲でこれまた華やか。2003年のクドカンドラマ『僕の魔法使い』と『マンハッタンラブストーリー』、この二つが彼の映画・ドラマ作品の中ダントツで好きな私だが、前者はジャニーズ率0%、後者はトキオの松岡君が出てたが、ジャニタレらしからぬ渋~い演技が光っていた。『吾輩は主婦である』は今の所ジャニーズ率0%。だからこんなに楽しいのかな?ヒロインの主婦・みどりを演じる斉藤由貴の演技がとても可愛いらしく、漱石先生に憑依されてしまうのが勿体無い(笑)。「吾輩は八人兄弟の末っ子でな、生まれてすぐに養子に出されたのだ」なんて言わないで、みたいな(苦笑)。そしてミッチー。みどりの夫で、中2の娘と小3の息子を持つお父さん役、ハマりすぎ。つーか素敵。なにこのパパっぷり。何やってもハマるのな、ミッチーって。
そんなノリで一日を過ごし、夕食を食べて「あー明日からまた学校」なんて思いつつウダウダしつつCDの整理をしていたら、ラルクの名盤『ray』のケースを割ってしまった…!ギャーーー!レイが!レイが!日曜の夜の悲劇。確かに『ray』は聴きすぎてケース開け閉めしすぎてボロボロになりつつあったけど、割れるなんて。しかもこれ初回版。プラスチックケースにラメが散りばめられた宇宙を感じさせるキラキラ仕様なのだ(画像参照。本当はもっとキレイ)。割れたまま放置するなんて堪えられないけど新品じゃ絶対手に入らない。仕方なく即ブックオフへ。なにが悲しくて日曜の8時過ぎにブックオフまで行かなきゃならんのだ(涙)。初回のキラキラケースあるかなぁ…通常版の『ray』のジャケってなんか怖いんだよな…と思ってたら一枚だけあった。ここに並ぶラルクのCDは『ray』と『REAL』の二枚のみだった。少し前ならラルクのアルバムはブックオフの常連ぎみだったが、最近はまたじわじわ新規のファンが増えつつあるのかな。よくわからん。『ray』、250円で購入し、とっとと帰る。7年前これと同じCDを3000円で買ったなーとか思いながら。初めてCDショップでキラキラケースを見てそれはもう仰け反ったことを思い出したりしながら。