拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、『ベルセルク』劇中音楽良すぎます

2006-03-29 23:14:48 | 漫画
出会ってしまった。それも因果。

TSUTAYAの半額クーポンがあるので期限が切れないうちに!と思って物色しに行った。しばらく店内をウロウロして、「うーん、特に借りたいのないな…」とがっかり。半額の時に限って何も見る気がしないのだ。でもせっかくの半額セールで何も借りずに帰るのも悲しいのでもう少し物色した。映画コーナーを一通り見終わった後、「まあ一応」という事で普段殆ど入らないアニメコーナーへ行ってみた。しばらく見回す。数分後、興味深いビデオを発見。最近はまりまくりの漫画『ベルセルク』のアニメ版である。アニメ化してたのか!よく見ると7巻までしかない。どうやらプロローグにして原作で最も面白く、「黄金時代」とまで言われているコミック14巻までの内容にしぼってアニメ化したものらしい。今回はこれにしよう、ということで取りあえず3本借りる。
家に帰ってネットで調べてみたら、アニメ版『ベルセルク』は深夜アニメ、つまり子供向けではないアニメの走りだったらしい。放映期間は97年10月~98年4月。このアニメのヒットがきっかけで「深夜でアニメ、いけますよ」という風潮になったそうだ。去年までやってた『MONSTER』とかもそういう流れだったのだろう。
深夜アニメと知って納得。こんなグロいアニメ夕方には放送できません。というか当たり前だが深夜放送でも規制があるようで、原作のシーン所々カットされてました。まあでもそんなことはどうでもいいのだ(いいのか)。このアニメ、かなり素敵!まず絵が綺麗。アニメと言えばドラゴンボールとかまる子とかクレヨンしんちゃんとかしか見てこなかった者としては結構驚き。あとBGMが素晴らしい。借りた3本を見終わった後、また店に行って続きと一緒にサントラまで借りてきてしまったよ。原作の名場面にあの神秘的なBGMが付いて凄いことになってる。特に準主役キャラ・グリフィスが登場するシーンをはじめ、彼の見せ場というか印象的なシーンにいつも使われるサントラ一曲目の「BEHELIT(ベヘリット。この漫画の超重要アイテムの名前)」。引き込まれる…釘付け。原作読んでて「グリフィスあんまり好きになれねーなぁ」と思ってたが、見方が変わりそうだ。BGMだけではなくOP&ED曲も良い。よくあるアニメソングタイプじゃない!あのエンディング曲の暗さは病み付きだ。洋楽だと思ったら日本人の曲だった。オープニング曲はペンパルズだった。このころからデビューしてたのか。なんか聞き覚えあるイントロだなーと思ってたら「ダウンタウンDX」に少し前まであったコーナー「スター青春白書」の時の音楽だ。浜ちゃんが「スター青春白書~~~!」と言ったあとに流れる「ダダダダン ダダダダダダ ダダダダン♪」てやつ。わかりますかね(笑)。それとかなり好きになってしまったのが次回予告のときに流れる「Forces」。頭の中で無限リピート中である。つーか今も聴いてるよ。耳にこびりついて離れない。このサントラを聴けたのは大収穫だ。
とにかく絵が綺麗で音楽良くてストーリーは一番面白いところに絞ってアニメ化してるということで、傑作アニメじゃなかろうか。ただ主要キャラの声がイメージとちょっと違ってたけど。主人公ガッツとグリフィスとヒロインのキャスカ。原作から入るとこういうことはどうしても起きるものだな。でも慣れてきた。名脇役たちのキャラの声ははまってるし。まだ最後まで見ていないのだが、話に区切りがつく14巻の途中で終わるんだよな?アニメは無理やり終わらして続きは原作でどうぞ~って感じだな。実際このアニメがヒットした後で原作コミックがバカ売れして今に至るそうだ。リアルタイムで深夜に見たかったな。『MONSTER』もそうだけど、深夜に見ると魅力増大するアニメでしょうね。
明日朝早いからいつもより早く寝なければならない。でもアニメ版の「蝕」、早く見たいなー。う~ん。

追記
やっぱ『PLUTO』3巻は豪華版買うべきだ。豪華版は雑誌掲載時にカラーだったページをそのまま載せている。あと、掲載時は白黒だったはずのページが部分的にカラーになっている。きっとこれは通常版では白黒だと思う。でもあの場面はカラーじゃないとはっきり言って感動半減だ。ウランと一緒に涙したければ豪華版を買おう。ってしつこいか。別に小学館のためを思って書いてるわけじゃないんだよ…。