拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、何が起きても気分はへのへのカッパです

2006-03-21 23:34:11 | テレビ
去年の秋から「ドラゴンボールZ」のDVDが毎月3巻ずつリリースされている。以前完全受注限定生産でリリースされた10万円のDVDボックス1・2のバラ売りである。当時「10万って!買えるわけねー!」と悲しい思いをしたのを思い出す。そんな大金払えないし、しかもDVD買ってまで見たいシーンはほんの少しだし、ということで当然のように購入を見送ったが、今回のバラ売りでようやくDVDをとりあえず1枚手に入れることが出来た。
アニメ「ドラゴンボールZ」の特徴と言えばなんといっても「無駄な引き伸ばし」「ヘンな絵」、これに尽きる。まず「引き伸ばし」。原作の「ドラゴンボール」の連載は毎週15ページほど。アニメではその15ページを元に30分のアニメを作るのだが、これはどう考えても無茶な話で。当時の少年ジャンプの読者たちは掲載された「ドラゴンボール」をおそらく1~2分…ひょっとしたらもっと短い時間で読んでいたと思う。戦闘シーンが多くセリフが少ないので物凄いスピードで読めてしまうのだ。そんなものを元に30分(CMなどを入れるともっと短いね)のアニメを作らなければならない。「それなら原作3~4話をまとめて一回分のアニメを作ればいいじゃん」と誰でも思うが、そうすると原作にアニメが追いついてしまうのでそれはできない。よって、原作にはない回想シーンを挿入したり、オリジナルのセリフを挿入したり、「かめはめ波」を物凄いスローモーションで打たせたりするという「引き伸ばし」が行われるのだが、これがもう本当につまらなくて。「は~やく次の展開に移ろうよ~~~~」と毎週のようにイラついていたのを覚えている。特にカリスマ宇宙人フリーザとの最終決戦。「『ナメック星消滅まであと5分』とか言ったくせに何週引き伸ばす気だコラ!」という無数のツッコミが入ったであろう。このへんの話はアニメで見ないほうが懸命。原作は最高だからそっちのみで十分。そして「ヘンな絵」。毎回異なる作画チームの監督さんによっては「おお!鳥山先生と同じ絵だ!」という絵を描く人から「え?これベジータ?」という違和感を与えるヘンな絵を描く人まで様々。鳥山先生の絵をアニメで描くのは相当難しいのか、後者の場合が多い。フリーザ編なんて殆ど…。ちなみに、最後の魔人ブウ編では上手い絵に頻繁にお目にかかれる。
冒頭の話に戻る。DVD発売。全部は買えないしいらない(フリーザ編…てもういいか)ので、発売スケジュールと収録内容を確認しながらどの巻を買うか決めることになる。今の所買ったのは記念すべき第一巻。特別好きな話というわけではないけれどかなり重要なエピソードが多いので購入。海ガメと遊ぶ悟飯が死ぬほど可愛い。あと、なぜか茶髪のベジータが笑える。修正したほうがいいって(笑)。あと買う予定なのはフリーザ斬殺の回と悟飯覚醒の回、あとは最終回か…少ないな。これらの回の魅力についてはまた後日書く予定。