『HUNTER×HUNTER』に「軍儀」という将棋やチェスに似た架空の盤上遊戯が出てくる。主人公と敵対する組織のボスが「暇つぶし」と称して興じるゲームである。将棋等と一緒で、駒を動かして王を詰めば勝ち。将棋等と違うのは、ゲーム開始前の駒の配置がきまっておらず、自分の陣地内で自由に駒を置くことができることと、駒を3枚まで重ねることができること。ゆえに「立体的な視点が必要となる」かなり複雑なゲーム。この「軍儀」の詳しいルールは作品中では具体的に説明されておらず、ただキャラ同士の緊迫した対局模様が描写されるだけだ。別に「軍儀」のルールが明かされる事は作品展開になんら支障はない。要は、「盤上遊戯の天才」というキャラを演出するためには、実在するゲームを使うよりも、それっぽいゲームを自分で考えた方が自由にキャラを動かせて都合が良い、という作者の意向が働いているのだろう。実際『ヒカルの碁』なんかにはかなりのツッコミが入ったようだし。
架空の遊戯なので、作中では架空の専門用語が飛び交う。と言っても将棋にも出てきそうな用語もあるのでなんとなく想像はできる。「高矢倉」とか。3枚まで駒を重ねることが出来るので、読み駒は「1-6-2」「3-5-1」となる。最後の数字が、積み重ねた駒が何段目にあるかを表している。駒の動きの法則などは具体的に示されていないため、「軍儀」の詳しいルールは全く不明だ。いくらゲームを考案するのが好きな作者だからって(グリードアイランドは凄かった。あのエピソードが一番好きだ)作者自身もそんなに細かいルールまで決めてないだろう。そんなの考える暇あったら連載進めろって感じだし。
そんな全くルールのわからない「軍儀」のルールブックを、作品中の対局のやりとりを手がかりにしたうえで勝手に作成してしまおうという試みがネット上で成されている。「軍儀223」というサイト、これがまた凄くて。よくぞまあ、こんな少ない情報と豊かな妄想力でルールを細かく練り上げたな!と衝撃を受けた。漫画読んでいなくても、盤上遊戯が好きな人なら楽しめそうなサイトである。必見です。駒の動きは作品中の描写やチェス・将棋を参考にしながら細かく定義している。細かすぎて理解するのにかなり時間がかかるが。
このサイトによると、作品中に出てくる駒は「兵」「槍」「砦」「馬」「弓」「忍」「筒」「砲」「侍」「小」「中」「大」「謀」そして王将である「帥」の14種類。駒は重ねることができるので、例えば「馬」の上に他の駒を乗せることで攻撃パターンが広がったりする。漫画で主人公サイドが現在戦っている敵達のボスは「王」を名乗っており、その下に軍団長・兵隊長などが組織されているため、このゲームの展開が今後の伏線になっているかもしれないし、「この駒がこのキャラの行く末を表している?」などとあれこれ妄想することも可能。全く関係ないという可能性も大いにあるけど。
架空の遊戯なので、作中では架空の専門用語が飛び交う。と言っても将棋にも出てきそうな用語もあるのでなんとなく想像はできる。「高矢倉」とか。3枚まで駒を重ねることが出来るので、読み駒は「1-6-2」「3-5-1」となる。最後の数字が、積み重ねた駒が何段目にあるかを表している。駒の動きの法則などは具体的に示されていないため、「軍儀」の詳しいルールは全く不明だ。いくらゲームを考案するのが好きな作者だからって(グリードアイランドは凄かった。あのエピソードが一番好きだ)作者自身もそんなに細かいルールまで決めてないだろう。そんなの考える暇あったら連載進めろって感じだし。
そんな全くルールのわからない「軍儀」のルールブックを、作品中の対局のやりとりを手がかりにしたうえで勝手に作成してしまおうという試みがネット上で成されている。「軍儀223」というサイト、これがまた凄くて。よくぞまあ、こんな少ない情報と豊かな妄想力でルールを細かく練り上げたな!と衝撃を受けた。漫画読んでいなくても、盤上遊戯が好きな人なら楽しめそうなサイトである。必見です。駒の動きは作品中の描写やチェス・将棋を参考にしながら細かく定義している。細かすぎて理解するのにかなり時間がかかるが。
このサイトによると、作品中に出てくる駒は「兵」「槍」「砦」「馬」「弓」「忍」「筒」「砲」「侍」「小」「中」「大」「謀」そして王将である「帥」の14種類。駒は重ねることができるので、例えば「馬」の上に他の駒を乗せることで攻撃パターンが広がったりする。漫画で主人公サイドが現在戦っている敵達のボスは「王」を名乗っており、その下に軍団長・兵隊長などが組織されているため、このゲームの展開が今後の伏線になっているかもしれないし、「この駒がこのキャラの行く末を表している?」などとあれこれ妄想することも可能。全く関係ないという可能性も大いにあるけど。