拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、このごろ流行りの女の子について

2006-03-14 16:14:38 | 音楽
このごろ流行りの女の子
露出が多めの女の子
こっちを向いてよ
「倖田さーん」

というわけで、今日は最近物凄い勢いでメディアに出まくってる倖田來未氏について書こう。なんでも3月初めにだしたベストアルバムが既に98万枚売れたそうな。なにそれ。最近では規格外の景気のよさではないだろうか。というかこのベスト盤、たった3ヶ月の間に連発しまくったシングルを全て(12曲だって。先生、信じられん)収録したという、一時期(98~99年)のラルクもびっくりの内容である。ラルクは連発しまくったシングルを2枚のアルバムに分散して売ってたけど、倖田來未は全部一枚にまとめて売っちゃった、という。で、そのベストアルバムが、一週間で98万売れた、という。平井堅ファンの私の友人が自嘲気味のメールを送ってきた。
「平井堅様の10年間<倖田の3ヶ月」
10年分のシングルを収録した平井さんのベストアルバムと、倖田が3ヶ月連続で出した曲を収録したベストアルバムの一週間の売り上げを比べると、平井さんのがわずかに負けてるんだってさ。うーん売り上げねえ…。地味でもないけど派手でもない売り上げの現在のラルクやスピッツが好きな私には至極どうでもいい話題だな。でもこうやって不等号で表現されると面白いですな。
というわけで売れまくりの倖田さん。でも私は彼女の曲として頭に浮かぶものがほとんどない。「キューティーハニー」のカバーぐらいだ。あとはなんとなく耳にしたことはあっても曲名知らなかったり。私が遅れているのだろうか。3ヶ月に出しまくったというシングルもよくわからない。いや、そうでもない。MTVやスペースシャワーTVでよくPVが流れてたのを眺めてた。でも肝心の曲は耳に残っていない。「エロかっこいい」と評されるパフォーマンスも、PV見る限りでは「騒ぐほどのものかなぁ?この程度ならブリトニーとかアギレラがとっくの昔からやってたのでは?」という感じ。あ、そういうアメリカっぽいのを日本人、しかも普段は親しみやすい喋りをする女の子がやるから受けるのか。で、そのようなエロかっこいい」感じになんらかの魅力を感じた人が98万人いたのだな(PVを全部収録したDVDまでCDに付いてくるってさ)。
そんなわけで、自分の中ではぼんやりとした存在で、世間での倖田ブームは完全に傍観気味なのだが、実は一曲だけお気に入りの曲があるのだ。実は。去年の春頃、やはりMTV等で見たのだが、硬派な男のラッパー(ケムマキという人)をフューチャーした「Hot stuff」という曲だけは結構好きなのだ。これは耳に残ったし、PVが流れているのを見かけたらきちんと最後まで見てた。この曲、バックのトラックがかなりかっこいいヒップホップである。ラッパーも良い味だしてると思う(ただ、ラッパーって洋邦問わず皆同じに見えるけども)。あまり印象に残らないポップスばかり歌わずに、こういうハードな曲を沢山だせばいいのに、そのほうがきっと本人の魅力を引き出せているだろうに、と個人的に思った。でもそういうのばっかだったらここまでブームになってないか。まあテレビ見る限りでは本人凄く楽しそうだからいいんだけどもね。

今日は時事ネタ書きました。岡田あーみんの事をまた書こうとしたけど、あんまり世間からずれるのも厭じゃないですか。