拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

先生、球を転がすのが苦手です

2006-03-09 19:26:24 | 日記
突然だが私はボウリングが下手である。経験回数が少ないというのもあるが、それにしても悲しくなるほど下手くそだ。スコア100越えなんて夢のまた夢。「夢なら夢のままでかまわない」?気休めはよしてくれよラルクさん。とにかくいつも悲惨なスコアだ。大体、「頭の良い子の偏差値」ぐらいの数字だ。つまり60~75程度。10セットなげるから単純に割り算すると1セットあたり6~7本しか倒していない。たまにビギナーズラックでストライクやスペアをとってしまうこともあるのだが、その次で失敗するので高得点に繋がらない。いや…経験年数からいって「初心者」ではないから「ビギナーズ~」とは言えないな。
プレイをしているときも、あまりにも得点が伸びないのでたまに泣きそうになる。でも実際泣くわけもなく、「アハハハ」で済ます。一緒にやってる人たちに笑い飛ばしてもらうことで涙の根も枯れる。プレイ終了後、スコアが印刷された紙を受け取り空しくなる。本当に、模試などの成績表みたいなのだ。偏差値の推移、みたいな。ずらりとならぶ「G」「-」。「G-」は全くと言っていいほど無いのが救いか。チョウチョ滅多に無し。たま~に三角。ストライク連発してる友人と同じ値段払っているのに…と心の中でバカなつぶやき。ボウリング場に併設してる飲食店に、スコア表を見せると料金一割引になる、というシステムがあるのだが、見せたくなかったな。別に店員はスコアまで見てないだろうけど。
なぜボウリングの話を書いたかと言うと、友人の一人が「これまでの人生で一度もボウリングを経験したことがない」と言い出したためだ。半径1キロ以内にボウリング場が二つあるという彼女の家の立地条件を考えると、もはやボウリングを避けて通るほうが困難だと思われるのだが、経験なしらしい。私は彼女とボウリングに行くのがとても怖い。彼女がビギナーズラックで私よりもかなりいいスコアを叩き出したりでもしたら立ち直れない。ボウリングに対しての変な固定観念がないぶん、その可能性は高い。私の場合は下手な癖に「こう投げればいいはず…!」という思い込みが拭えないのだ。
漫画「20世紀少年」に、ひょんなことからボウリングのセンスを見出され、才能を開花させた女子高生が出てくる。正直憧れる。