港区赤坂九丁目、東京ミッドタウンの東に隣接する港区立公園「檜町公園」はある。かつて周りに檜の木が多いことから「檜屋敷」と異名をとった萩藩・毛利家の麻布下屋敷の広大な庭園は「清水亭」と呼ばれ、江戸の町並みを一望できる名園であった。明治時代に毛利家の屋敷一帯は国の管轄として第1師団歩兵第1連隊の駐屯地となった。第二次大戦後の一時期に米軍の接収を受け、その後敷地に防衛庁が置かれるが2000年に市谷に転出後、「東京ミッドタウン」が完成した。1963年に残りの部分が「檜町公園」となり1.4haの敷地の約半分を大きな池を囲む「回遊式庭園」となり、その他遊具のある芝生エリアがあり今は地域の人々の憩いの場となっている。檜町公園と東京ミッドタウン・ガーデンと調和のとれた都会的、開放的な造りによって相乗効果を生み出している。(1902)






