相模太夫の旅録=Tabi Log

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北条氏や足利氏とゆかり深き「泉谷山浄光明寺」

2018-06-24 10:54:06 | 寺院
鎌倉市扇ヶ谷に真言宗泉涌寺派の寺院「泉谷山浄光明寺」はある。室町後期勢力をもった上杉氏邸跡近くで北条氏や足利氏と所縁の深い寺院で足利尊氏は後醍醐天皇に対し挙兵する直前、当寺に籠っていたと伝わる。創建は建長3年(1251)。本尊は木造阿弥陀如来及び鎌倉彫刻の優品の両脇侍坐像。ここは6代執権北条長時が真阿和尚を開山として浄土教色の強い寺であったが次第に真言・天台・禅・律の四宗兼学となり今日に至っている。鎌倉公方「足利満兼」の菩提寺である。鎌倉七口の亀ヶ谷坂と化粧坂に挟まれた扇ヶ谷の支谷、泉ヶ谷に位置することから山号も谷戸の名に因んでいる。英勝寺傍の踏切を渡るともと「英勝寺」の惣門「山門」を入った境内には「客殿」、「庫裏」、「不動堂」があり、その裏手の小丘敷地に阿弥陀三尊像等が安置する「仏殿」の「阿弥陀堂」と「収蔵庫」がある。途中に楊貴妃像、更に裏手の山上にある「やぐら」には「石造地蔵菩薩坐像」(網引地蔵)が安置されている。緑の木々にに囲まれた静かな寺域は谷戸を雛壇状に造成した中世寺院の景観が保たれている。当寺は「新四国東国八十八ヶ所霊場の第82番」、「鎌倉三十三観音霊場 第25番」、「鎌倉地蔵尊霊場 第16番・第17番」、「鎌倉十三仏霊場 第9番」の札所である。(1806)












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