秦野市平沢に出雲大社相模分祠の境内左側にかつて平沢村の鎮守神であり「御嶽さん」と呼ばれている「御嶽神社」はある。創立年歴は不詳ながら建久三年(1192)頃より神社前の参道を御嶽道と称していて平沢村の鎮守神と記録されている。慶長13年(1602)踊宮鈴張の地に将軍徳川家康公が鷹狩りに来た際に当社に参拝され「社殿」の改修を命じられ翌年に極彩色の彫刻を備えた桧皮葺きの御本殿を改修した。祭神として日本武命、大己貴命、少彦名命、櫛真智命 を祀っている。鳥居を抜けると正面に昭和51年に本殿を覆う形で木造銅板葺で修造した「社殿」がある。奥に鎮座する本殿は慶長年間に改修された当時の姿である。境内には神輿蔵、金毘羅宮、神楽殿、石碑等数多く祀られている。また大正12年に倒木した「御神木」はなんと980本の年輪があったという。(1811)
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