相模原市南区下溝にある広大な面積を有する「県立相模原公園」の「芝生広場」の一角に植栽されている大きな頑丈そうな樹木に何本ものロープを吊るしてハーネスを頼りに木の上に上っていく「ツリークライミング」の講習会が行われていた。このスポーツは自然に生えている木を使って楽しむアウトドア・アクティビティである。発祥地はアメリカで「アーボリスト」(樹護士)と呼ばれる人たちが、樹木を管理したり、遺伝資源を保存したりするために開発した技術が応用されている。このアーボリストには「ISA」という世界組織もあるようである。日本でも2000年に「ツリークライミングジャパン」(TCJ)が設立された。木登り専用のロープとツリーハーネスと呼ばれる安全ベルトを装着し体をホールドしてくれるので自由にすいすいと木を登ることができる。木のそばでは体験申し込み受付がされ数人がトライしていた。この講習会(2/3と2/4)では広葉樹向けの基本的な、かつ安全なクライミング方法の技術習得が目標。木や森、自然との一体感を味わい樹上から今までとは違う視点で森を見たり、五感を使い自然を体感すると新しい発見があるようである。(2402)
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