相模原市南区麻溝台にクレマチス、アジサイの本数種類では市内随一の「相模原麻溝公園」はある。今、当園は「梅」、「サザンカ」、「ローバイ」の花々が咲き誇っているが、もう一つ春を告げる花の代表「クリスマスローズ」が管理事務所傍の花壇で数種開花している。この花はヨーロッパ、西アジア原産のキンポウゲ科ヘレボルス属、和名は「寒芍薬」。早咲きの品種のヘレボルス・ニゲル、オリエンタルシリーズである。当園には管理事務所前とセンター広場横とスロープ斜面、あじさい順路の奥、ふれあい動物広場の3か所に約6,000株が植えられている。可愛らしい花をつける「クリスマスローズ」は花の少ない冬の季節を彩る数少ない庭花である。花丈は20~30㎝、花姿は小首をかしげ何か耳を澄ましているように、やがて来る春の足音を待つように咲く様は愛おしいほどである。(2401)
座間市緑ケ丘に四季の花が絶えない「かにが沢公園」はある。今の冬季はなんといっても「梅」である。「梅」は百花に先駆けて春の訪れを知らせてくれる可憐で希少な花木である。間もなく暦上で立秋、「花梅」が春到来のサインを出してくれている。園内の中央広場一画に「紅梅」を中心に「白梅」、赤い「枝垂れ梅」などが50本ほど植栽された「梅園」がある。この付近では「谷戸山公園」や「芹沢公園」があるが「梅」は数本しかなく、当園がもっとも多い。一週間前「紅梅」が「つぼみ」をたくさんつけた中に開花数もふえ3分咲きくらいであったが、今日は「紅梅」、白梅、しだれ梅も開花し5~6分咲きとなっていた。樹景もピンクから赤色、白色に染まり「梅園」全体が華やかとなって来た。(2402)