コロナ再拡大の気配の中ではあるが「市制施行90周年記念 第70回湘南ひらつか七夕まつり」が3年ぶりに7月8日(金)~7月10日(日)の3日間開催されることになった。今年は日本一といわれる大型の七夕飾りが「湘南スターモール」、「紅谷パールロード」をメインに掲出、飾りつけされている。「七夕まつり」は中国の牽牛織女の伝説に基づいて始まり、日本へは「星まつり」として伝えられた。はじめ宮廷貴族を中心とする都の生活のうちに受け継がれ、書道の上達や恋愛の成就を祈る風習となり、江戸幕府はこれを年中行事に取り上げ武家の風習となり、しだいに庶民へも普及するに至り、各地域によって特色のある七夕まつりとして今日に至っている。ここ「平塚の七夕まつり」は戦後商業振興策として始めら七夕飾りの豪華さは「仙台の七夕」を凌ぐ日本一といわれるようになった。中心街には約500本、特にメーン会場である「湘南スターモール」は絢爛豪華な飾りが通りを埋め尽くし、その中には10mを超える大型飾りもあり、活躍中のスポーツ選手や人気の動物、キャラクターなどの流行り取り入れた飾りは来場者の目を釘づけにしている。(2207)
平塚市平塚に身延山の久遠寺の直末寺、東海道五十三次平塚宿の相州「平塚鬼子母神」として古くから親しまれている日蓮宗寺院「顕應山妙安寺」は鎮座している。元亨元年(1321年)創建の日蓮宗最初の寺院で後醍醐天皇による勅願寺である。江戸の初期(慶安年間)頃建立。開山は顕應院日在上人、開基は深信院妙安日栄信尼。徳川家康の側室の一人で、日蓮宗信仰篤き養珠院「お萬之方様」(水戸徳川家、紀州徳川家開祖の御母堂)に幼少の頃から奥女中として仕えていた妙安信尼へ鬼子母尊神を授受し別邸で安置していたと伝わる。志念に感銘した日在上人が創立し「顕應山妙安寺」となった。本尊は三寶。平塚駅から徒歩10分程の西方に位置し、「寺号標」より入山すると正面に鉄筋コンクリート造り2階建ての「本堂」、右手に「庫裏」がある。そして本堂左手に「平塚鬼子母神」、「湘南平塚七福神大黒尊天」が祀られている。(2207)