相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。商店街やテニスコート、遊具広場、小さな公園、カモやサギも訪れる雨水池(貯水池)あり四季の花で彩られる。2月は梅、河津桜、3月は桜、4月はツツジが咲き始める。そして今、ピンクの花が可愛らしい秋の七草の一つ「ハギ」が咲き始めた。百株以上植栽されている。萩にはヤマハギ、ミヤギノハギ、ニシキハギ、メドハギがある。恐らく「ミヤギノハギ」だと思われる。種によっては6月から開花する。ハギはマメ科の植物で「蝶形花」という左右相称のなんとも可愛らしい花びらの形をしている。鑑賞を楽しむ秋の七草の一つで「万葉集」から選ばれた秋を代表する植物の一つとなっている。(2207)
JR横浜線町田駅からほど近い上鶴間谷口地区にかつて谷口集落の鎮守、鬱蒼たる緑に包まれた古色蒼然とした社「鹿島神社」は鎮座している。創建(伝)は建久年間(鎌倉時代1190年)、源頼朝が鶴舞の里(現在の鶴間)に「鶴舞神社」を創建した前後に当時谷口村に居住の「澁谷越後守義重」が今から460年前の文禄三年(1594)茨城の総本社「鹿島神宮」の御分霊を各村々に勧請したのが興りである。新編相模風土記によると町田森野と鵜野森と谷口村下森の、約300m離れた所に各々鹿島神社があり、土地の人々は「三鹿島」と呼んでいた。御祭神は武甕槌命。「一の鳥居」より道路を一本挟んだ所に「二の鳥居」がある長い参道を進むと700坪の神域境内が広がる。石段を上っていくと「社殿」があり「拝殿」には珍しい緑の「注連縄」が架けられている。境内社に「大自在天満宮」がある。当社は指定村社に列格し古社という神格を保っている。(2206)