相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。テニスコート、広場前、道路際信号前に10本ほどの「河津桜」が植栽されている。今、濃いピンクの花びらを全開させ満開となってピンクの樹景が美しい。すでに開花が早かった数本の枝では葉桜となって終焉を迎えようとしている。クリーンパークは春爛漫、最も美しい季節を迎えようとしている。そこに緑色の光沢のある羽が美しい数羽の「メジロ」と「ヒヨドリ」がやってきた。「河津桜」は桜の中でも甘いらしく彼らの大好物、今この時季だけの大ご馳走なのである。花びらを啄み、蜜を吸っては飛び去っていく。するとまた数羽やってきは花から花へ枝から枝へ忙しく移動していく。もう3日後は3月である。いよいよ桜の女王「ソメイヨシノ」が登場。待ち遠しい限りである。(2102)
川崎市多摩区枡形に宮前区と多摩区に跨り、小田急線の「向ヶ丘遊園駅」や「生田駅」から程近い所に広大な緑地の中に四季の花々、野鳥、蛍鑑賞ができるという特色を有する「生田緑地」はある。緑地内施設として「日本民家園」、「伝統工芸館」、「科学館」、「ミュージアム」、「岡本太郎美術館」、「生田バラ苑」、「ゴルフ場」を備えている。当緑地園内の南側の「奥の池」、「岡本太郎美術館」の左脇の階段を登ると約2,500㎡の広さの「梅園」がある。この園内には道知辺や紅冬至など50種、100本の紅梅や白梅、白の枝垂れが植栽されている。すべて異なる梅木であることから見頃は2月上旬から3月上旬頃にかけて梅花のバリエーションを楽しめる。梅は百花に先駆けて咲く花、春を知らせてくれる今の代表的な花。1月中旬頃から咲き始めて数日前に満開期を迎えたの報せに急ぎ訪れて見ると花数も少なくなって一寸寂しくなっていたが、それでも残りの種の梅木がフィナーレへ向け花びらを広げ、甘い香りを放っていた。10人ほど梅花の鑑賞に、鳥の撮影に訪れたていた。先週は20度越えの日があったかと思えば今週は最高気温10度の日があったりと文字通り三寒四温を繰り返している。来週はもう3月である。梅の次はいよいよ桜の女王「ソメイヨシノ」の登場でありその開花が待ち遠しい限りである。(2102)
相模が丘の住宅街を南北に貫く全長1.6kmの緑道「仲良し小道」がある。この小道には64品種、220本の多種多様な桜の木が植栽されており「さくら百華の道」と呼ばれている。今、「十月桜」や「冬桜」終焉を迎える中、今、「椿寒桜」、「修繕寺寒桜」、濃ピンクの「寒緋桜」、「大漁寒桜」、「河津桜」が開花し「さくら百華の道」に相応しい桜光景となってきた。この道には10本ほど「河津桜」が植栽されているが、今、満開期&クライマックスに達し今が最も華やいでいる。しかしもう枝によっては黄緑色の若葉お目見えし「葉桜」になろうとしている。今年も松田山、橋本公園、相模原公園、ギオンスタジアム、相模川河津桜・あじさいライン、座間の宗仲寺と相模太夫の「河津桜追撮の旅」も終わろうとしている。(2102)。
町田市相原町に「坂下観音」、「相原観音」と呼ばれている臨済宗妙心寺派寺院「瑞石山清水寺」はある。創建は寛永元年(1624)。本尊は聖観世音菩薩。江戸時代に当地の名主「青木勘治郎」が一宇を建立が興り。町田街道向い側に山寺風の佇まいを見せ周囲は長くて立派な白壁(塀)で囲われた寺域内に伽藍形成されている。「地蔵菩薩」が迎える寺号標(寺門)、右横には「円通殿」があり前庭にはピンクの「枝垂れ梅」が満開となって春風にそよいでいる。100段はありそうな参道(石段)には観音幟(旗)が風に揺らめく。参道横には寄棟亜鉛葺の「庫裡」、急勾配の石段参道を上ると左側に入母壁、亜鉛葺の「鐘楼」(市指定有形文化財)がある。更にその上が「本堂域」で正面に寄棟御堂造りの「本堂」(=観音堂)。四間四方の総欅造り。四方に施された花鳥、河川、人物遊戯等の彫刻は精巧で町田市指定有形文化財である。また欅造り、葵紋入亜鉛葺合掌屋根の下に石の手洗い市指定有形文化財「水屋」が置かれている。左丘には一本の「河津桜」がピンクの花びらを広げ満開となり寺域を彩っている。左側には「青木芳齋」と「牛久保」の記念碑が建ち、そばに「六地蔵」が祀られている。当寺は「武相卯歳観音48霊場27番札所」である。(2102)