相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。ハナミズキゲートを入るとガラス張りの「サカタのタネ グリーンハウス」の建物が見えてくる。この内部には約400種の熱帯植物が咲き競う南国の雰囲気に満ちた大温室で1階が「トロピカルガーデン」(有料)、2階が「カクタスガーデン」となっている。温室内の面積は1087㎡(約330坪)。温室内の最高棟高は17m。足を踏み入れるともうそこはもう南国ムードに彩られた緑と花の屋内庭園ワールドである。2階から入場するとまず目に入ってくるのが手摺に沿ってピンク色「ブーゲンビリア」がレイアウトされている。いかにも南国を思わせる趣向が工夫されている。この鮮やかな花姿は実は花ではなく苞と呼ばれている葉っぱの一部なのである。そして苞の中心部に1個づつ白~乳白色の筒状花をつける。「ブーゲンビリア」は中南米原産のつる性の熱帯花木。オシロイバナ科 / イカダカズラ属(ブーゲンビリア属)、和名は「イカダカズラ」(筏葛)である。開花期 は4月~5月、10月~11月の2回咲く。花色は白、赤、ピンク、オレンジ、黄、複色と多くあり花言葉通り「情熱」的で華やかな花木である。(2102)






