相模原市南区麻溝に「クレマチス」や「アジサイ」が特に代表花で名所となっておりクリスマスローズいろんな四季の花で彩られる「相模原市立麻溝公園」はある。管理事務所から展望塔に向かうクリスマスローズのエリアの一角に本数は少ないがなんともかわいらしい黄色の花の「フクジュソウ」(福寿草)がひっそりと10輪ほど黄色の大輪花を披露中である。フクジュソウはキンポウゲ科の多年草で別名「ガンジツソウ(元日草)」とも呼ばれ幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として名づけられた「春植物」である。花期はちょうど今頃の早春のウメの花がほころぶ頃から蕾をもち上げ後を追うように咲く黄色の大輪花は可憐でとても美しい。花茎を伸ばしながら、細く切れ込んだニンジンのような葉を広げ、晩春のころから葉を枯らし落葉となる。「福を招く」というおめでたい名前から、お正月の鉢花としても人気が高い草花である。生長は初めは茎は伸びず、苞に包まれた短い茎の上に花だけがつき、次第に茎や葉が伸び3~4cmの黄色い花を咲かせる。花は花弁を使って日光を花の中心に集めてその熱で虫を誘引している。そのため、太陽光を敏感に感じ開閉する(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)。葉は細かく分かれる。夏になると地上部を枯らす。初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす。「幸せを招く」、「永久の幸福」、「福を招く」というおめでたい花言葉をもっている。(2102)
相模原市南区麻溝に広がる「相模原麻溝公園」には花の少ない冬の季節を彩る多年草(庭花)、春を告げる花「クリスマスローズ」が管理事務所前、横とあじさい順路の奥、ふれあい動物広場の3か所に約6,000株が植えられている。花姿はなんとも控えめ、しとやかで、小首をかしげ耳を澄ましているように、やがて来る春の足音を待つように冬の寒さに耐え咲く花である。一週間前訪れたときは全体的に葉っぱだけで数か所に蕾を膨らませてい数株、白色の花が2輪咲かせている一株だけであったが今日はもうあちこちで白、紫、ピンク色の可愛らしい花を咲かせていた。「クリスマスローズ」には「シングルフラワー」、「セミダブル」、「ダブル」の3タイプの咲き方があり、「追憶」とか「私を忘れないで」、「私の不安を取り除いてください」、「慰め」、「スキャンダル」の花言葉を持っている。これらの花言葉から感じられるのは花の秘歴や心の奥底の苦悩を訴えるかのように俯いて花弁を密やかに開く様子を現している。いよいよクリスマスローズの季節到来である。(2102)