相模原麻溝公園の「花の谷」の「シャクヤク花壇」と「和風ガーデン」の2ヶ所に白とピンクの美しい「シャクヤク(芍薬)」が見頃を迎えている。シャクヤクはボタン科の多年草の植物でボタンに似ている。ボタン(牡丹)は「花王」と呼ばれる樹木で、シャクヤク(芍薬)は花の宰相「花相」と呼ばれる草本である。シャクヤクの花色は紅、桃、紫紅、白、黄などあり、花形の変化は多彩で一重、八重、半八重などあり、その形も金しべ咲き、おきな咲き、てまり咲き、バラ咲きなど多数ある。ここのはどれかだろうか?見た感じで八重でバラのようである。美人の形容に「立てば芍薬(シャクヤク)、座れば牡丹(ボタン)、歩く姿は百合の花」とシャクヤクは使われている。それだけ美しいという例えなのであろう。(1805)
相模原南区下溝に四季の花が絶えない市民の憩いの場となっている「県立相模原公園」はある。当園の遊具広場やユリノキゲート、水無月園などランの中でも一般的に親しまれている「シラン(紫蘭)」が沢山咲いており、今、一番目に留まる花かも知れない。春になると地下に連ねた地下球からササのような葉茎を伸ばし、先端に赤紫色の華麗な花を咲かせる。「紅蘭」とも「白笈」とも呼ばれる「シラン」は公園に限らず道や土手、個人のお家で見ることができる丈夫な花で形はチューリップに似てなんとも可愛らしい。開花期間が長く来月まで楽しめる長持ちの花である。(1805)