相模原市下溝にハーブとバラの芳香に包まれた農園=農業生産法人グリンピア相模原が運営する農業体験施設「モナの丘」はある。2007年にオープンした「モナの丘」は広さ3.5haの広大な敷地内に花壇をじめとして「バラ園」、「ハーブ園」、「ラベンダー園」がありまるで花園のようである。その他に「バイオマス実験プラント」、「キノコ畑」、「果樹林」、「バーベキュウ広場」等が配置されている。ハーブ園には紫色の穂をつけ香るラベンダーはまだであるがレストラン前のローズガーデンでは一輪咲バラ、つるバラをメインに30種類のバラが咲き始めバラ園を彩る。また今、白く愛らしい「カモミール」の花が見ごろを迎え咲き誇っている。その他ティートゥリーの綿毛のような白い花、紫の「ショーブ」も咲き始め各所に見られる。ハーブとバラを鑑賞しながら「農業レストラン」でお茶するのもいいかもしれない。(1805)
相模原市南区麻溝に日本有数の規模を誇るクレマチスの名所「相模原麻溝公園」はある。多種多様な花柄、花色、花芯、花弁、葉の形、色鮮やかな大輪、花どうし寄り添うように或は俯き加減に咲く可憐な花姿、多彩な表情から「クレマチス」は「つる性植物の女王」と呼ばれている。当園のフェンスやポールに230種類、約8000株が植栽されておりその種類と株数の多さは群を抜いている。今年は桜をはじめすべての花の開花が早くここ相模原麻溝公園のクレマチスも例外ではなく二週間程早く、今週5/12と5/13開催される「クレマチスフェア」を前に美しさのピーク、終焉を迎えそうである。(1805)
海老名市河原口に清源院の末寺で相模川の辺りに佇む歴史ある曹洞宗寺院「稲荷山安養院」は鎮座している。創建(伝)は格雲守存(?~1634)開山から江戸時代初期と推定される。海老名郷土かるたには「へら鹿の化石を残す安養院」と詠まれている。本尊は江戸時代中期に造立の木造阿弥陀如来立像。江戸時代後期作の「韋駄天像」も安置されている。小田急線厚木駅より「あゆみ橋」傍右手にあり、「寺号標」(寺門)を抜けると境内右手に「安養院」の鎮守「三眼六足稲荷社」(相模二十三座の式内社として平安時代には建立/狐の石像は3個の眼と6本の足を持つ)がある。社名は鎌倉時代末期この地を根拠としていた「海老名季貞」はこの稲荷大明神を信仰し三貫六百文の神田を捧げたことによるとされる。現在でも毎年お祭りが開催されている。寺号標から石灯籠が並び、右手に「慈母観世音像」、「六地蔵」が祀られ参道奥に安養院の「本堂」がある。本堂前には輪塔がある。(1805)