神奈川県二宮町に浄土宗の寺院「大興山法然寺」はある。創建は不詳(後述の大興寺の開山は永徳元年(1381)なのでその後と推測)。本尊は阿弥陀如来である。開山上人の祖先、稗貫家の始祖である「稗貫三川守為重公」が開基の現花巻市にある名刹・大興寺の寺号に由来するようである。また法然寺という寺号はお念仏の元祖「法然上人」直参の寺であり続けたいという開山上人の願いにより命名された。開山上人は、若年より様々な逆境と苦難の中、幾多の職種に就き「人間、生きるとは何か」という長年持ち続けてきた人生の命題解決のため「出家得度」、「求道の心」一筋に念仏弘通のため身を挺し人生を全うされた。龍澤寺の隣に寺域はさほど広くなく「標石」よりすぐ「本堂」と「庫裏」、「客殿」がある。本堂前には六地蔵と如来像、子育て地像が祀られている。(1701)










