座間緑ヶ丘に座間八景の一つで、市民の憩いの場として親しまれている「かにが沢公園」はある。春は桜と芝ざくら、秋は彼岸花、そして冬は「梅」で四季が彩られる。寒気が厳しい一月、百花に先駆けて開花し一番に「春」を知らせてくれる「梅」である。子供の広場の一角に紅梅、白梅、枝垂れ梅が数十本植えられており、その中で3本の木に数十輪開花が始まっていた。寒い冬が続いているが今年は例年に比し少し気温が高いのか早いようである。しかし明日は寒気の南下で一番の冷え込みとなるようである。が、「梅一輪一輪ほどの暖かさ」の句のようにほころんだ花を視覚で、漂う甘酸っぱい香りを嗅覚でもうそこまで来ている「春」を察知できた。梅は「忍耐」、「厳しい美しさ」、「高潔」、「上品」、「あでやかさ」、「気品」という花言葉ように美しさに満ちた花である。(1701)






