昨日NHKの午後10:25から「プロフェッショナル」で日本のリノベーションの第一人者と言われる建築家・大島芳彦さんが手がけるプロジェクトの数々が紹介された。「古い建物が人気物件に/全国から依頼殺到するリノベーションのプロ/築50年の団地が再生/大阪自治体からの依頼」が放映された。建物を変える、街が変わる。建物だけでなく「物語」を引き継ぐ。建物のオーナーマインド活かす、受け継ぐがベースにある。「古い建物を壊し新しく建て直すと過去はリセットされる。先代が何を考えていたのかを理解し解釈し直して価値につなげる。他の人にはできないことを生み出す力になるはずが根底にある。最終的には街を変える“主人公を作る”。大島さんのやり方はその建物の歴史にまで立ち戻り、物語を掘り起こしていく。そうして、建物をつないでいく。彼が手がけたリノベーションの一つに座間駅前のリノベーション賃貸共同住宅「ホシノタニ団地」がある。昨年度「グッドデザイン賞」において最高の「グッドデザイン金賞」に輝いた物件である。座間駅前にあった40年代築の小田急の社宅、市営住宅を複合施設として再生。4棟のうち2棟を一般賃貸住宅、他の2棟を市営住宅として賃貸し、1階部分には市営の子育て支援施設と民間企業の運営によるカフェを誘致し、敷地全体は市民に地域に開放され団地内に貸し菜園、ドッグラン等が造られた。リニューアルされた素晴らしいモデルケースとなっているみたいだ。激増している古い歴史ある建物を活かす取組が今注目されている。(1701)










