goo blog サービス終了のお知らせ 

菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

防衛大教授・等松春夫教授論考「危機に瀕する防衛大の教育」の内容は事実

2023年07月24日 06時12分26秒 | 日々の雑感
 今日のしんぶん赤旗は、「防衛大補助金等詐取200人超『不正行為は事実』本紙に回答」の見出しで、防衛大学校の不祥事を報じている。紹介します。

 防衛大補助金等詐取200人超
 『不正行為は事実』本紙に回答


 自衛隊幹部の養成機関である防衛大学校(神奈川県横須賀市)は23日までに同行の教官や学生200人以上関与した補助金詐取事件など不正行為2件など事実だと認めました。本紙の取材に回答しました。

 これらの事件は同行の等松春夫教授(国際関係学科)が6月末にインターネット上で公開した論考「危機に瀕する防衛大学校の教育」で明らかにされ、波紋を広げていました。

 防衛大学校が事実と認めたもの

➀ 防大生らが校友会活動(部活動)や訓練などで負傷したと偽り、保険金を不当に取得。13人以上の学生が退校処分。自衛官に任官していた卒業生5人以上が懲戒免職になった事件。(2013年に発覚)

➁ 防衛学群の准教授だった海事3佐が、妻が経営するペンションに学生が部活動で宿泊したと見せかけて防衛省の共済組合から支払われる補助金(1人あたり8000円)を詐取し、6000円を学生に渡し、自らは30万円以上を着服。詐取した学生200人以上が関与し同3佐が懲戒免職になった事件(19年発覚)

 また回答は、「論考のワシントンの日本大使館で部下の1佐に暴行事件を起こした陸将がいつのまにか防衛大学教授に収まっていた」との記述については、適材適所の人材配置を行っております」と否定しませんでした。
 論考は保険金・補助金詐取事件について「准教授や上級生という上位者の主導で行われていたため」「下級者は報復が怖くて不正を告発できず」にいたと指摘。軍事組織の命令系統の意識育成にのための上級生による下級生への「指導」が制度として取り入れられた集団生活の場であり「個人倫理よりも集団の論理が優先される環境」の「学生舎」(学生寮)が犯罪行為の「温床」だと述べています。

 この論考に対し同校の久保明校長が14日に同校ホームページで「所感」を公開。
 「(等松氏が)不祥事として例示されている事例」は13年と19年のものであり、ここ1~2年は改善の成果が出始めていると指摘。等松氏の議論は「古い事例でもって本校の現在を一方的・一面的に規定しようとしている」と反論しました。

 ただ、裏を返せば、過去の不祥事はすべて否定できていません。

 自衛隊、防衛大の自殺、いじめ問題など数多く担当している岡田尚弁護士の話
  校長は「改善」といいますが、いじめ、パワハラ、不正行為を生みだしている構造には今もまったく手がつけられていません。防大生の任官拒否などが増えていますが、本当に「改善」されているならそういった事象はおきないはずです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岩瀬の夏祭りに参加 | トップ | 「日本共産党は日本からなく... »
最新の画像もっと見る

日々の雑感」カテゴリの最新記事