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菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

東京オリンピックの開催は可能か?

2021年01月13日 08時36分08秒 | 日々の雑感
 今日のニュースに、東京オリンピックの開催ができるのか、どうかが話題になっている。TBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」でも、視聴者のアンケートを募っていたが、「菅首相が辞任して、コロナを完全にシャットアウトできる人が、首相になれば可能です」という辛辣な意見もあった。
 しかし、私は、今日の東京新聞・本音のコラム欄の斎藤美奈子氏の意見を紹介したい。

 撃ちして止まん 
 斎藤美奈子


 東京オリンピックをめぐる関係者の談話は、先の戦争末期を連想させる。
 「東京大会を開催することにゆるぎない決意を持っている」(山下泰裕JCO会長)。「人類がコロナに打ち勝って東京大会を実現することは組織委員会の使命」(森喜朗組織委会長)。自民党として開催促進の決議をしてもいいくらいだ」(二階俊博自民党幹事長)。「ウイルスとの戦いに打ち勝つ証を刻んでいきたい」(小池百合子都知事)。「人類がウイルスに打ち勝った証として東京大会を開催する決意だ」(菅義偉首相)。撃ちして止まん。ウイルスに打ち勝つ。精神論が先行するのは負けが込んできた証拠である。

 冷静なのはむしろ市民だ。9日・10日のJNNの世論調査では、東京五輪は開催できると思うかという問に81%が「できるとは思わない」と答えた。同日の共同通信の調査でも、「中止すべきだ」と「再延期すべきだ」の合計が80・1%だ。
 昨年来の停滞ムードを払拭すべく、組織委は開催促進の宣伝を4日からはじめたが、気の毒なことに、このキャンペーンに起用されたバトミントンの桃田賢斗選手に陽性反応がでて、日本代表は遠征を断念した。
 特攻精神で五輪に突入する気だろうか。ワクチンという神風だのみの五輪大本営。原爆が落ちる前に中止を決断すべきだよ。
(文芸評論家)
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